インタビュー
英語話せない、プログラムも書けない――Facebookファン1000万越え「Tokyo Otaku Mode」はどうやって起業を成功させたのか?:クリエイターと一緒に日本カルチャーを海外に(4/4 ページ)
日本人が海外在住の「オタク」に日本のアニメやコスプレカルチャーを紹介する「Tokyo Otaku Mode」。そのサービス成功の裏には海外投資家の支持があったが、どのようにして投資を得ることに成功したのだろう?
クール・ジャパン関連事業にも期待
7年後のオリンピック開催が決まり、クール・ジャパン関連事業に期待が集まっている。Tokyo Otaku Modeでも観光庁のビジットジャパンプロジェクトと特設サイトを展開中だ。
追い風が吹く状況だが、投資を受けている以上、事業をスケール(拡大)させて欲しいという投資家からの期待にTokyo Otaku Modeは着実に答えていかねばならない。Facebookページ、そして独自サイトでのEコマース展開を図っていくが、中心にあるのは「クリエイター」だと亀井氏は強調する。Tokyo Otaku Modeがサポートすることで、言葉の壁を越えて海外に向けて自分の作品が紹介され、Facebookでいいね!やコメントが付く。そこでクリエイターのファンになったユーザーが、Eコマースサイトで実際に商品を買ってくれる――そんな好循環を大きくしていきたいと亀井氏、秋山氏は抱負を語ってくれた。
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