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娘と父のマジトーク(その3) 「モンスターズ・ユニバーシティを見て、小説家になりたいと思った」父と娘の週末トーク(1/4 ページ)

「やりたいこともできずに死んでいく大人がいる。私はそんな大人にはなりたくない」。娘とのマジトーク、第3回は夢や目標について話し合ってみました。

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 娘がクラスメイトから告白されたのをキッカケに、娘と父が割と本気で話し合うこの企画、第3回です。前回の「お父さんがキモい理由を説明するね」には、怒涛(どとう)のアクセスをいただきました。ソーシャルメディアやまとめサイトの反応を見て、いかに自分がキモい父であるかを思い知らされた次第です(笑)。

 今回はちょっとマジメに、娘の夢と目標について話し合ってみました。ちなみに場所は、夕方のコメダ(コメダ珈琲)です。


小説家になりたい

父: サオリって、夢とか目標ある?

娘: うん、あるよ。

父: 今も画家なの? 保育園と小学生のときは、ずっと絵が好きで画家になりたいって言ってたよね。卒業&卒園アルバムにはそう書いてあったのを覚えてるよ。

娘: 確かに絵は好きだよ。だから部活も美術だし。でも今は違うんだ。

父: 何なの?

娘: 小説家になりたい。

父: 小説家? そういえば、今年の夏から趣味で書き始めてるね。いま何作目を書いているんだっけ?

娘: 2作目を書いてる。1作目はお父さんも読んでくれた『秘密のカギと謎の男』ってミステリーで、今は違う作品を書いているとこ。だいたい、半分書き終えた。

父: 1作目のは130ページくらいあったよね。正直、期待せずに読んだけど、伏線やオチがしっかりしてて、面白かったよ。今度のは?

娘: 今回もミステリー。半分書き上げて70ページだから、全部で140ページくらいになりそう。

父: それも読ませてね。それにしても、小説家って夢があるとは知らなかった。

娘: 本当は、小学2年生から興味あったの。その時書いた作品もあるんだよ。『不思議なアメ玉』ってタイトルの。

父: それは初耳だ。そんな昔に書いてたの?

娘: 思い付きでね。不思議なアメ玉を偶然食べた兄妹が、両親と心が入れ替わってしまうって話を自分で考えたの。でも、それからすぐに絵や工作が好きになったから、物語作りはやめたんだ。

父: で、中学生になってから、小説への興味が復活したわけだ。

娘: そんな感じ。



娘が夏に描き上げた手作りの処女作『秘密のカギと謎の男』。カバーの裏面には、ご丁寧にISBNコードが(笑)
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