人の結婚を笑っても意味がない、ので止めておけ:古田ラジオの「婚活を攻略するための10の方法」(1/3 ページ)
「婚活の攻略法」を探ってきた本連載も、とうとう最終回。最後の攻略法は「人の結婚を笑うな」――つまり、他人が結婚相手や結婚生活を気にしても意味がないから止めておけ、ということです。
著者プロフィール:
古田ラジオ
ライター・婚活アナリスト。1980年生まれ。自身の婚活体験を生かした、「男性から見た結婚・婚活」についての記事を複数媒体にて執筆中。ブログ『古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」』、Twitterアカウント@republic1963
「婚活の攻略法」を探ってきた本連載は、今回で最終回になります。最後の攻略法は「人の結婚を笑うな」。つまり、他人が結婚相手や結婚生活を気にしても意味がないから止めておけ、ということです。
家族のありようの正解
自分が結婚してよかったかどうかを聞かれれば、今は間違いなく「よかった」と言うことができます。この冬、私は名古屋から東京に引っ越しました。これまで勤めていた会社を辞めて、イチから仕事探し。仕事を辞めたら生活に困るわけですから、こんな決断はなかなかできません。
しかし同居しているおかげで、家賃や生活費を安くあげることができたこと、共働きのおかげで、仕事を辞めても食うに困りませんでした。何よりうれしかったのは、私が「東京に行きたい」と言った時に、「なんとかなるでしょ!」と応援してくれた妻の言葉。彼女がいなければ私は東京に来ることはなかったでしょう。
彼女に出会わなければ、私はずっと地方でくすぶっていたはず。もうそれだけで、妻には感謝しかありませんし、お互い婚活していなければ結婚することもできなかったわけですから、その意味でも婚活をして本当によかったと思います。
ですが、結婚を他人にも勧めることはできません。私たち夫婦もいいことばかりではありません。家事をめぐってケンカしたことは数え切れませんし、言い争いも何度もしました。2013年の我が家の流行語大賞は「離婚するよ?」でした。どちらが言ったのかはお察しください。
今の生活を維持するために、私たち夫婦はいろいろなことを犠牲にしてきましたし、数多くの困難を乗り越えてきました。自分の結婚生活が今のところうまくいっているからといって、他人に「きっと大丈夫だよ」とは言えません。
ところが、世間では「正解っぽいこと」がさかんに言われています。専業主婦として寄生できる相手さえ見つければ全て解決するとか、共働きさえしていれば今後も一家は安泰だとか、夫婦2人と子供2人の家族4人が標準世帯だとか。
でも、そのどれを選べば“正解”なのか、私にはまったく分かりません。共働きで働いて、全ての家事を公平に分担する、それが正解なのかといえばそうとも言い切れません。男性は家事の労力を過小評価していて、気軽に「できる」と言いがちです。イクメン、草食系男子といくら持ち上げたところで、「本当に自分のパートナーが家事をちゃんとやるかどうか」は実際に一緒に生活するまで分かりません。
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