新入社員の7割が「雑談力に自信がない」
自分には“雑談力”があると思っている人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代のビジネスパーソンに聞いたところ、「ある」と答えたのは41.5%に対し、「ない」は58.5%だった。Gunosy調べ。
自分には“雑談力”があると思っている人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代のビジネスパーソンに聞いたところ、「ある(非常に+やや)」と答えたのは41.5%に対し、「ない(あまり+全く)」は58.5%であることが、ニュースアプリを運営しているGunosyの調査で分かった。「ない」と答えた人を世代別にみると、「新入社員」(69.5%)が多い。
好きな雑談ジャンルを聞いたところ、「スポーツ」と答えた新入社員が27.0%に対し、上司世代(36〜49歳)は48.5%。また新入社員は「恋愛」(22.0%)が上位にランクインしており、世代によって関心の高い雑談ジャンルが異なることが明らかに。その影響もあってか、全体の75.2%が「同僚・先輩・上司・部下・取引先など、話す相手によって雑談のジャンルを変える」と答えた。
雑談ネタに困ったことがある
ビジネスシーンで雑談をする人はどのくらいいるのだろうか。新入社員の37.5%が「同僚とは雑談をしない」と回答。また「上司とは雑談をしない」という新入社員は43.0%という結果に。一方、上司世代では、69.5%が「部下と雑談をする」と回答。「上司は部下に対して雑談でコミュニケーションを積極的にとっているのに比べ、新入社員は消極的ということがうかがえた」(Gunosy)
全体の34.0%が「ビジネスシーンで、雑談ネタに困ったことがある」と回答。「経済にあまり詳しくないせいで、自分の意見があまり言えず、うなずくばかりで会話があまり盛り上がらなかった」(女性24歳)、「最近のアイドルについて聞かれ、分からないことでも返事をし、何とか乗り切った」(男性29歳)といった声もあり、「情報収集や知識不足も雑談コミュニケーションに消極的になってしまう原因なのかもしれない」(同)
インターネットによる調査で、20〜49歳のビジネスパーソン600人が回答した。調査期間は4月11日から14日まで。
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