外国人に紹介したい「日本の世界遺産」はどこ?
世界遺産に興味がある人はどのくらいいるのだろうか。ここ1年間に旅行をした人に聞いたところ「興味がある」と答えたのは87.2%だった。ネオマーケティング調べ。
2014年6月のユネスコ世界遺産委員会で、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産に登録される見込みとなった。GW前のニュースということもあって、見学者は過去最高となったが、世界遺産に興味がある人はどのくらいいるのだろうか。
ここ1年間に旅行をした人に聞いたところ「世界遺産に興味がある」と答えたのは87.2%に達していることが、ネオマーケティングの調査で分かった。また「日本の世界遺産に行ったことがある」人は54.7%。「観光経験はについては半々だったが、興味については約8割の人が『興味がある』と答え、関心の高さがうかがえた」(ネオマーケティング)
日本の世界遺産に行ったことがある人に、どこへ行ったのかを聞いたところ「原爆ドーム」(51.7%)がトップ。次いで「古都京都の文化財」(51.5%)、「古都奈良の文化財」(47.0%)、「法隆寺地域の仏教建造物」(46.5%)、「厳島神社」(42.8%)という結果に。「修学旅行先でよく選ばれる名所が多いことから、学校行事としての観光経験があるのかもしれない」(同)
また居住地別でみると、北海道・東北は「平泉」(48.0%)、関東は「日光の社寺」(70.0%)、中部は「法隆寺地域の仏教建造物」(62.0%)、近畿は「姫路城」(72.0%)、中国・四国と九州・沖縄は「原爆ドーム」(78.0%、53.0%)が最も多い。
外国人に紹介したい世界遺産
外国人の友人がいるとして、初来日のときに「日本の世界遺産を紹介してほしい」と言われたら、どこを紹介しますか? 来日する友人をエリア別にして聞いたところ、欧州・アジア・中東・アフリカでは「古都京都の文化財」がトップ、次いで「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」「原爆ドーム」と続いた。
南北アメリカについては「原爆ドーム」がトップ。次いで「京都古都の文化財」「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」と続いた。全体的に「古都を代表する『京都』、日本の象徴のひとつである『富士山』、負の遺産と言われる『原爆ドーム』というそれぞれのイメージが紹介したい理由になっているのかもしれない」(ネオマーケティング)
インターネットによる調査で、この1年間に旅行をしたことがある20〜59歳の男女600人が回答した。調査期間は5月13日から14日まで。
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