独創性を感じる日本企業はどこだと思いますか? 20〜60代の男女に聞いたところ「トヨタ自動車」(22.1%)と答えた人が最も多く、次いで「本田技研工業(ホンダ)」(16.6%)、「ソニー」(13.9%)、「ファーストリテイリング(ユニクロ)」(12.9%)であることが、クラウドサービスなどを提供しているリンクモンスターの調査で分かった。
業種をみると、自動車製造業3社(トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車)、電気機器製造業5社(ソニー、キヤノン、タニタ、パナソニック、シャープ)、その他製造業8社(任天堂、TOTO、味の素、富士フイルム、小松製作所(コマツ)、サンリオ、ヤクルト、京セラ)と、製造業がトップ21のうち16社を占め、「日本の製造業が有する開発技術の信頼性が表れた結果と言える」(リンクモンスター)
製造業以外では、小売・サービス業5社(ファーストリテイリング(ユニクロ)、ヤマト運輸、ソフトバンク、楽天、セブン-イレブン)がランクインしており、「それぞれ価格や品質などにおける独自のサービス手法を編み出し、消費者から高い評価を得ていることが評価の背景と考えられる」(同)
選択した理由
次いで、選択した理由を尋ねたところ、ランキング1位の「トヨタ自動車」では、「ハイブリッド技術のパイオニア」「独自で築いた高い生産能力」といった声が多かった。2位の「本田技研工業(ホンダ)」では、「ロボット開発で見せた高い技術力」「個性的なデザイン・性能の車を開発」、3位の「ソニー」では、「ウォークマンの世界的ヒット」「他社が思いつかない商品を開発」などの意見が目立った。
製造業については「技術力」「開発力」など、「モノづくり」に対する評価が多かったが、4位の「ファーストリテイリング(ユニクロ)」では、「経営者の経営理念に対する独自性」、8位の「タニタ」では、「健康促進を前面に打ち出すことで、自社商品のイメージ向上させた営業戦略」など、商品の販売方法やイメージ戦略において、独創性を見出している回答も多かった。
インターネットによる調査で、20〜59歳のビジネスパーソンと、60〜69歳の男女合わせて1000人が回答した。調査日は3月25日。
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