30代の7割「宇宙旅行に行きたい」
宇宙旅行(全般)または高度100キロまでの2時間程度の宇宙旅行(サブオービタル)に行きたいと思っている人はどのくらいいるのだろうか。20代以上の男女に聞いた。クラブツーリズム・スペースツアーズと宇宙航空研究開発機構(JAXA)調べ。
米国連邦航空局が2012年に発表した予測によると、今後10年間で宇宙旅行に参加する人は世界で1万人を超えるという。「宇宙? そんなの遠い未来の話でしょ」と思われる人もいるだろうが、民間人がロケットに乗って「ちょっと青い地球を見てくる」という日も近いかもしれない。
宇宙旅行(全般)または高度100キロまでの2時間程度の宇宙旅行(サブオービタル)に行きたいと思っている人はどのくらいいるのだろうか。20代以上の男女に聞いたところ、「宇宙旅行に行きたい(ややを含む)」と答えたのは57.3%、「サブオービタルに行きたい(ややを含む)」と答えたのは55.8%といずれも半数を超えていることが、クラブツーリズム・スペースツアーズと宇宙航空研究開発機構(JAXA)の調査で分かった。
年代別でみると、宇宙旅行は30代(71.9%)が最も多く、サブオービタルは20代(67.1%)が最も多く、どちらも若い世代で目立った。
地球の周りを2〜3周回りたい
あなたはどのような宇宙旅行をしたいですか? この質問に対し、「地球の周りを2〜3日で回ってみたい」(17.1%)がトップ。次いで「地球の周りを1日回ってみたい」(11.6%)、「地球を眺められる高さに2〜3日滞在したい」(11.0%)と続いた。
サブオービタルについては、旅行費が2500万円という金額を提示して聞いているが、5.7%が「(無条件に)行きたい」と回答した。半数の50.1%が「条件によっては行きたい」と答えている。その条件は「安全性の確認」(68.4%)が最も多く、次いで「価格の低下」(63.4%)、「金銭に余裕ができたら」(55.3%)と続いた。また、条件によっては行きたいと思っている人の58.4%は「(旅行費が)1000万円以上は高い」と感じている。
郵送による調査で、20〜70代の男女1700人が回答した。調査時期は2013年11月から2014年3月まで。
関連記事
- 関空近くに存在する驚きの「ロケット発射場」、その本気度は?
大阪と和歌山の府県境に「ロケット打ち上げ場」があることは、あまり知られていない。種子島宇宙センターのような宇宙へ飛び出す大型ロケット用ではないが、技術や性能はかなり本格的だ。 - 本当に? ミドリムシで飛行機が飛ぶ日
「ミドリムシを使って飛行機を飛ばす」――。そう聞いても「信じられない」と思う人も多いのでは。ミドリムシの大量生産に成功したユーグレナと大企業が共同研究を始めていて、数年以内にミドリムシの油を使って飛行機が飛ぶ日がやって来るかもしれないのだ。 - 外国人が “クール” と評した日本の観光スポットはどこ?
旅行の口コミサイト「TripAdvisor(トリップアドバイザー)」は9日、過去3年間に投稿されたクチコミでの評価をもとに「外国人が “クール” と評した日本の観光スポット20」を発表した。それによると、1位は……。 - 中国人女性とのデートで、「中華食べに行こうよ」がNGな理由
中国人PRウーマンが、「中国人と上手に付き合う」ためのノウハウを伝授する本連載。コミュニケーションの極意は相手を理解すること――というわけで第2回目は、中国の未来を担う若者たちの結婚事情などに迫る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.