雑誌を読んでいる人は60.7%――どんな雑誌を読んでいるの?
「雑誌を読まない」人が増えてきているように感じるが、実際のところどのくらいの人が読んでいるのだろうか。全国の男女に、1カ月当たりに何冊くらい雑誌を読むのかを聞いた。マイボイスコム調べ。
「雑誌を読まない」「雑誌を買わない」という人が増えてきているように感じるが、実際のところどのくらいの人が読んでいるのだろうか。全国の男女に、1カ月当たりに何冊くらい雑誌を読みますか(書店などでの立ち読み、フリーペーパーも含む)と聞いたところ、「2〜3冊くらい」(23.9%)と答えた人が最も多く、次いで「1冊くらい」(20.8%)であることが、マイボイスコムの調査で分かった。
雑誌を読んでいる人は60.7%。男性10代は4割強と他の年代より少ないが、女性10代は7割強と多い。一方、雑誌を読まない人は39.3%。同社が2008年に行った調査で、読まない人は23.5%、2011年の調査では29.8%だったことから、“雑誌離れ”に歯止めがかかっていないことがうかがえた。
また、1カ月当たり何冊くらい雑誌を購入しますかと聞いたところ「1冊くらい」(22.3%)が最も多く、次いで「2〜3冊くらい」(11.9%)。雑誌を購入する人は40.7%で、男女別でみると、女性よりも男性のほうが多い。ただ、年代別でみると、10代の男性は3割弱に対して、女性は5割弱と男女で開きがあった。
閲読雑誌のジャンル
普段、どんな雑誌を読んでいる人が多いのだろうか。雑誌を読む人に聞いたところ「総合週刊誌(週刊文春、フライデーなど)」(20.8%)が最も多く、次いで「女性ファッション誌(MORE、VERYなど)」(19.8%)、「家庭情報・料理情報(オレンジページ、クロワッサンなど)」(19.6%)、「ビジネス・実用雑誌(日経ビジネス、日経TRENDYなど)」(17.1%)、「少年、少女コミック誌」(13.6%)と続いた。
過去の調査と比べ、ほとんどのジャンルで減少していることが明らかに。特に「フリーペーパー(Hot Pepperなどのクーポン情報誌)」「PC・インターネット関連雑誌」「地域情報誌」などは大幅に減少した。
男女別にみると、男性は「総合週刊誌」「ビジネス・実用雑誌」「PC・インターネット関連雑誌」、女性は「女性ファッション誌」「家庭情報・料理雑誌」「女性週刊誌」「フリーペーパー」などが上位にランクインした。
インターネットによる調査で、全国の男女1万1014人が回答した。調査期間は7月1日から5日まで。
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