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「褒める」課長は78.4%……それを感じる一般社員は48.6%
「自分は部下または後輩を褒めている」と思っている上司はどのくらいいるのだろうか。現在課長職を務めている人に聞いた。日本生産性本部調べ。
「自分は部下または後輩を褒めている」と思っている上司はどのくらいいるのだろうか。現在課長職を務めている人に聞いたところ「褒めている」と答えたのは78.4%。一方、「自分の上司は褒めるほうだ」と答えた一般社員は48.6%。課長の「褒めている」実感と、一般社員の「褒められている」実感には、大きな隔たりがあることが、日本生産性本部の調査で分かった。
次に、部下または後輩を叱ることについて聞いたところ「育成につながる」と答えた課長は87.8%。一般社員に、上司から叱られてどのように感じるのかを聞いたところ「やる気になる」と答えたのは38.0%、「やる気を失う」と答えたのは60.0%だった。叱る側の上司の思いと叱られる側の一般社員の受け取り方に、違いがあることがうかがえた。
部下または上司とのコミュニケーション
部下または上司とのコミュニケーションについてどのように感じていますか? 「取れている」と答えた課長は83.0%、一般社員は72.7%と全体的に職場でのコミュニケーションはうまく取れているようだ。
ただ、部下が「相談に来る」と答えた課長は84.9%に対し、上司に「よく相談する」と答えた一般社員は59.2%にとどまり、「めったに相談しない」は37.9%だった。上司が思っているほど、部下はあまり相談していない様子がうかがえた。
民間企業で務める課長417人、一般社員1045人が回答した。調査期間は2013年6月から2014年3月まで。
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