関東在住のビジネスパーソンに聞く、不安を感じている自然災害
この1年間に不安を感じた自然災害は何ですか? 関東圏に住むビジネスパーソンに聞いた。エヌ・アンド・シー調べ。
この1年間に不安を感じた自然災害は何ですか? 関東圏に住むビジネスパーソンに聞いたところ「地震」(76.5%)を挙げる人が最も多く、次いで「ゲリラ豪雨・集中豪雨」(58.7%)、「落雷」(41.9%)、「台風」(39.5%)、「猛暑」(37.0%)であることが、エヌ・アンド・シーの調査で分かった。
居住地別にみると、「落雷」は栃木県で51.9%、「豪雪」は群馬県で67.9%と、いずれも他の都県よりも高い結果に。
また、将来身近に起きることが不安な自然災害を聞いたところ「地震」(89.2%)がトップ。次いで「ゲリラ豪雨・集中豪雨」(47.7%)、「台風」(37.3%)、「猛暑」(33.2%)、「落雷」(32.7%)と続いた。
居住地別でみると、「ゲリラ豪雨・集中豪雨」は東京都が52.7%、「猛暑」「豪雪」は群馬県でそれぞれ45.2%、44.0%、「突風・竜巻」は栃木県で44.2%と他の都県よりも高かった。
大きな地震が起こった場合
関東在住の多くのビジネスパーソンが「地震」に対して不安を感じているようだが、大きな地震が起こった場合、どのような不安を感じているのだろうか。この質問に対して「建物の倒壊」(82.8%)と答えた人が最も多く、次いで「ライフライン(電気・ガス・水道)の停止」(78.8%)、「交通機関の混乱」(65.4%)、「大規模火災の発生」(65.0%)、「情報インフラの混乱(ネットや電話がつながらない)」(59.5%)と続いた。
居住地別にみると、「大規模火災の発生」や「長周期地震による被害(高層ビル特有の揺れ)」は東京都が72.6%、33.2%と他の県に比べて高く、「津波の襲来」は千葉県と神奈川県が32.8%、32.2%と他の都県よりも高かった。
インターネットによる調査で、関東在住のビジネスパーソン2000人が回答した。調査期間は8月8日から11日まで。
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