調査リポート
通勤・通学中に動画を見ている人は約半数――どんなコンテンツを見ている?
電車やバスに乗って通勤・通学する人で、通勤・通学中に手持ちのスマホやタブレット端末を使って動画を見ている人はどのくらいいるのだろうか。首都圏に住む15〜49歳の男女に聞いた。電通調べ。
電車やバスに乗って通勤・通学する人で、通勤・通学中に手持ちのスマホやタブレット端末を使って動画を見ている人はどのくらいいるのだろうか。首都圏に住む15〜49歳の男女に聞いたところ、通勤・通学者のうち約50%の人は頻度はさまざまだが、動画を見ていて、学生に至っては約60%が見ていることが、電通の調査で分かった。
次に、どのような方法で動画を見ているのかを聞いたところ、YouTubeやニコニコ動画などの共有系動画サービスを利用している人がどの年代でも約80%前後で圧倒的に多い。テレビ放送系動画は、通勤者男性40〜49歳で51.8%、通勤者女性30〜39歳で50.6%と約半数が利用。また、dビデオやHuluなどの配信系動画サービスは、どの年代でも約25%と一定の割合で利用されている。
視聴されているコンテンツジャンル
通勤・通学中に動画を見ている人は、どんなコンテンツを見ているのだろうか。この質問に対し、男性は「ドキュメンタリー」(54.2%)が最も多く、次いで「PV/音楽」(39.8%)、女性は「PV/音楽」(67.5%)が最も多く、次いで「ドキュメンタリー」(38.6%)。このほか、全体的に「報道/ニュース」「スポーツ」「バラエティー」「お笑い」「ドラマ」「アニメ」などテレビの人気コンテンツジャンルが上位に並んだ。
インターネットによる調査で、首都圏に住む15〜49歳の男女498人が回答した。調査期間は6月19日から21日まで。
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