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世界最速! 「リアルタイム文字おこしサービス」で日本の未来が変わる?:窪田順生の時事日想(4/4 ページ)
モバイル型情報保障サービス「e-ミミ」をご存じだろうか。沖縄県うるま市にある株式会社アイセック・ジャパンが提供しているこのサービスを見て、筆者の窪田氏は驚いたという。何がスゴいかというと……。
「e-ミミ」が活躍すべき場は山ほどある
そこで「e-ミミ」はいかがだろう。「ダダ漏れ」ではないが、「リアルタイム議事録」を流せば、住民は議会で今何が論じられているのか、誰がどんな発言をしているのかを自宅にいながら文書でチェックできる。
いや、Ustreamやケーブルテレビで議会の中継をしていますんでと言うが、3時間にもおよぶ映像を見ろというのもなかなか酷な話だし、耳が遠くなっている高齢者の方たちにすればなおさらだ。「開かれた議会」とか言うならぜひとも導入すべきだろう。実際、すでに佐賀県の武雄市が導入しており、スタート日から500人以上がリアルタイム議事録をチェックするなど非常に好評だ。
「セクハラやじ」やら政務活動費の使い込みなんて問題の根底にあるのは、「どうせ地方議会なんて誰も見てないっしょ」という議員側の奢(おご)りにある。日本全国の議会で「e-ミミ」を導入すれば、ちっとはまともな地方政治になるのではないかと思ったのだが、一瀬社長に聞いてみると、案の定というか、議員のセンセイたちからは消極的な声があがるらしい。
記者会見に一部メディアしか入れなかったり、議会や役所で論じていることを驚くほどちょびっとしか国民に知らせなかったり――。この国には、「e-ミミ」が活躍できる場所が山ほどありそうだ。
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