将来、女性にとって働きやすい環境になる……そう感じている人は2割
将来、女性にとって働きやすい環境になっていく――。このような「変化」を感じている人はどのくらいいるのだろうか。全国の男女に聞いたところ……。楽天リサーチ調べ。
将来、女性にとって働きやすい環境になっていく――。このような「変化」を感じている人はどのくらいいるのだろうか。全国の男女に聞いたところ「感じている」と答えたのは22.5%に対し、「感じていない」は41.4%であることが、楽天リサーチの調査で分かった。
「感じていない」と答えた人を男女別にみると、男性(36.2%)よりも女性(46.4%)のほうが10.2ポイント高く、男女間において意識の違いがあることがうかがえた。また、結婚や育児といった人生のライフステージを迎える機会が多い20〜40代の女性(平均52.0%)が、他の性別年代(平均36.7%)と比べて15.3ポイントも高い。
次に、現在勤めている会社は女性にとって働きやすいかどうかを聞いたところ、全体の48.2%が「働きやすい(働きやすそうを含む)」と回答。男女別にみると、男性(45.1%)よりも女性(52.8%)のほうが7.7ポイント高い。
前問で「働きにくい(働きにくそうと思うを含む)」(22.3%)と答えた人に、その理由を聞いたところ「職場での人間関係への不満」「同僚の理解・協力が少ない」の項目では、男性よりも女性のほうが多く、「業務内容への不満」「女性管理職の登用が少ない」「短時間勤務、パートやアルバイトなどの勤務体系が柔軟ではない」は男性のほうが多い。「男性は、業務内容や積極的に働ける環境づくりが重要だと考えているが、女性は、人間関係を重視していることがうかがえた」(楽天リサーチ)
インターネットを使った調査で、20〜69歳の男女1000人が回答した。調査期間は11月13日から14日まで。
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