調査リポート
経営者の3割は「自社の不動産を知らない」:その不動産、生かしてますか(1/3 ページ)
三菱地所リアルエステートサービスが行った「経営層と企業不動産に関する調査」によると、経営者層の3割が自社で企業不動産を所有しているかどうかを知らず、約7割が企業不動産戦略が経営戦略に生かせることを把握していない。
三菱地所リアルエステートサービスは2014年9月13日から15日にかけて「経営層と企業不動産に関する調査」を行った。対象は従業員規模が100人以上の企業の会社経営者、役員以上の役職者300人で、調査方法はインターネットによる。
ないはずがない自社「企業不動産」が「ない」または「分からない」が3割
まず、「管理・所有している企業不動産の有無」についてたずねたところ、約3人に1人が「ない」または「分からない」と回答。企業不動産にはオフィスや支社も含まれるが、経営層の多くにその認識がなく、企業不動産に対する理解が浅いことが判明した。
「重複拠点等余剰資産」について知らないのは42%
先の質問で「ある」と回答した211人を対象にした「自社で管理する企業不動産について把握している情報」についての質問では、物件の所在地については8割近くが「ほぼ全部の物件について知っている」と回答したが、「ほとんど知らない」「半分程度は知っている」が2割以上にのぼった。また、重複拠点等余剰資産については「ほとんど知らない」という回答が4割以上になり、企業不動産の把握レベルが低いことが分かった。
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