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サンリオの新キャラクター「Shinkaizoku」――一番のウリは?男児向け市場(1/2 ページ)

サンリオは男児向けの新キャラクター「Shinkaizoku(シンカイゾク)」を発表した。知育を見据えたブランド展開で3年後には男児向け市場の年間売上80億円を目指す。

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深海生物に興味を持ってもらうデザインに(写真提供:沼津港深海水族館、(C)2014/2015 SANRIO CO., LTD.)

 サンリオは2月2日、6〜8歳の男児をメインターゲットにした新キャラクター「Shinkaizoku(シンカイゾク)」を発表した。2013年にNHKの番組でダイオウイカが世界初撮影に成功して以降、注目を集めている深海魚をモチーフにしており、親子のコミュニケーションと教育をクロスした知育エンターテインメントブランドとして認知度を高めたい考えだ。

 従来からサンリオは「ハローキティ」「マイメロディ」「ジュエルペット」など、女性向けのキャラクターはすべての年代を網羅していたが、男性市場向けのコンテンツは少なかった。2014年9月には「ハローキティ」を大人の男性に向けたデザインを提案する「HELLO KITTY MEN」を発表。今回のShinkaizokuが男性向けプロジェクトの第二弾となる。

 キャラクターの開発には、家族に男児がいるデザイナープランナーのチームが参加。マーケティングの調査や、母親となっている消費者へのグループインタビューを行い、「アニメのキャラクターとの差別化や教養性のあるキャラクターを期待されていた」(メディア部課長青木睦氏)という声をもとに、深海魚をモチーフにしたキャラクターが生まれたという。

 「歴史上の人物や、恐竜、宇宙といったものは既に知られている。神秘的な深海にいる生き物のワクワク感をキャラクター化した」(青木氏)と、知的好奇心を呼ぶキャラクターというShinkaizokuは全22種類。メンタコやラブカ、ダイオウグソクムシといった水族館などで人気の生物をもとにデザインしている。

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