内閣府は4月17日、2015年3月の消費動向調査を公表した。消費者の生活に関するマインドを示す一般世帯の消費者態度指数は前月比で0.8ポイント上昇、41.7になった。これで4カ月連続で前月を上回った。
消費者態度指数を構成する各消費者意識指標については、「雇用環境」が47.8(前月比1.3ポイント増)、「耐久消費財の買い時判断」が40.6(同0.8ポイント増)、「収入の増え方」が39.4(同0.6ポイント増)、「暮らし向き」が38.8(同0.4ポイント増)となった。「資産価値」に関する意識指標は、前月から0.8ポイント上昇して43.1だった。
内閣府は、消費者マインドを前月の「持ち直しの動きがみられる」から「持ち直している」に上方修正した。
1年後の物価に関する一般世帯の消費者の見通しについては、「上昇する」が2カ月ぶりに増加、「低下する」は3カ月ぶりに増加した。「変わらない」は2カ月ぶりに減少した。全体では上昇すると見込む割合が8割を超えた。
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