株式会社インテージリサーチは4月20日、「ふるさと名物に関する知名度調査」を実施し、その結果を発表した。全国の20歳以上の男女に、ふるさと名物(3330産品)の知名度を調査したところ、1位は北海道の「白い恋人」(87.3%)であることが分かった。2位は京都府の「生八つ橋」(81.5%)、以下、沖縄県の「ちんすこう」(81.2%)、京都府の「八ツ橋」(79.4%)、北海道の「夕張メロン」(78.2%)と続いた。
一方で、ふるさと名物のうち、全国知名度が50%を超えるものは64産品(1.9%)にとどまり、「ふるさと名物の多くが全国に知られていない現状が明らかになった」(インテージリサーチ)。また、全国知名度と圏内知名度の差から、「地元では知られているが全国的知名度が低い」産品を一定基準で抽出したところ、808産品(24.3%)が該当した。「これらの名物は今後、知名度向上、マーケティング戦略強化が重要と考えられる」(同)
ふるさと名物のWebサイト(55サイト)について、認知率が50%を超えたのは3サイトにとどまり、多くのサイトが認知率5%以下。サイトからの購入経験は8割以上だが、利用はメジャーなサイトに集中していることが分かった。
インターネットを使った調査で、全国の20歳以上の男女約1万人が回答した。調査期間は3月27日から31日まで。
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