ドコモとローソンが提携、ポイントの相互交換以外も検討:共同出店も(1/2 ページ)
NTTドコモとローソンが業務提携に合意した。ドコモが今年の12月から提供するポイントサービス「dポイント」とローソンのポイントサービス「Ponta」の相互交換を開始。ローソンの玉塚元一社長は共同出店や販促などにも言及し、連携の強化も視野に入れている。
NTTドコモとローソンは5月13日、業務提携に合意したことを発表した。ドコモが2015年12月から新たに提供するポイントサービス「dポイント」と、ローソンの共通ポイントサービス「Ponta」(運営会社ロイヤリティマーケティング)の相互交換(1対1)を開始。また2015年6月以降、ローソンの店舗でドコモのクレジットサービス「DCMX」「DCMX mini」を利用すれば、決済金額の3%が割引されるようになる。
月々の携帯電話の利用料金などで貯まるドコモポイントの進化系であるdポイントは、12月1日から提供。プリペードカードのdポイントカードや、1600万人以上の会員がいるDCMXを引き継ぐクレジット機能付きカード「dカード」もサービスを開始する。
ドコモプレミアムクラブが名称変更するドコモの会員プログラム「dポイントクラブ」は約5400万人が加入している。一方、ローソンの店舗数は約1万1000カ店(ローソン100を除く)で、2010年3月よりサービス開始しているPontaは6951万人の会員数と79社108ブランドで利用可能だ。
日本最大規模の会員基盤を得た、NTTドコモの加藤薫社長は「異業種と組むことで、発展が広がる。ドコモとローソンの強みをプラスしていきたい」と話し、新たな価値の共創ができるとした。とりわけdカードについて、12月より「ローソンでの商品購入時に5%お得になる」(加藤社長)とクレジットカード利用の3%割引とポイント付与によって、ユーザーへ訴求していく考えを強調した。また、どちらのポイントを貯めるのかユーザー側で選択可能になるという。
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