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モスフード、熊本に農業生産法人を設立 トマトの安定調達目指す
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスが5社目となる農業生産法人を設立した。原材料となる生鮮野菜の安定的な調達が目的。
ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を運営するモスフードサービスは5月19日、商品原材料となる生鮮野菜の安定調達などを目的に、新たな農業生産法人を設立したと発表した。
社名はモスファームマルミツで、4月10日に熊本県八代市に設立。現地の農業生産法人であるマルミツアグリとの共同出資によるもので、資本金は5000万円。モスフードサービスは70.0%の株式を保有する。
2015年8月から八代市と阿蘇市の2農場で本格的な作付けを開始し、当初はトマト約90トン(年間収穫総量)を生産する計画だ。ここ数年、天候異変や農業現場の人手不足などで生鮮野菜の安定調達は難しくなっており、特に端境期に当たる9〜11月に高品質なトマトを調達するのはモスフードサービスにとって課題だった。
モスフードサービスが設立した農業生産法人は今回で5社目。
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