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コラム

シアトルで、スターバックス1号店に行ってきた編集長ヨシオカのシアトルレポート(2/4 ページ)

世界中で2万2000以上も店舗展開するスターバックス。「シアトル系」の名の通り発祥の地はシアトルです。1971年にオープンした1号店が今も健在と聞いて、どんなところなのかコーヒーを飲みに行ってみました。

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cloverって何?

 ところで、私が気になったのが店内のあちこちで張り紙を見かけた「clover」なるもの。実は店内だけでなく、店の外の柱にも「clover BREWED」と誇らしげに書かれていたくらいなのです。パイクプレイスブレンドをcloverでいれたコーヒー、と張り紙に書いてあるのでコーヒーを入れる器具だろうと思うのですが、cloverって何?

 お金を払ってコーヒーを待つ間、cloverが何だか分かりました。正解は、コーヒーをドリップする大きめな機械。四角い金属の箱のようなもので、上部に丸い穴が空いています。

 見ていると、箱の上にある丸い大きな穴が上下するんですね。店員さんが穴に水(お湯かもしれません)を入れてしばらくすると、穴が上がってきてコーヒー豆が入っているのが見えます。「ドリップコーヒーなのだから、あの蛇口のようなところからお湯がぽとぽと垂れるんだろうな」と思いながら見ていると、突然コーヒー豆をスプーンでグルグルとかき回し始めました……変わった使い方だなぁ……。


clover

店員が水(?)を注ぎ入れる

丸い部分はフィルター。お湯を含んだコーヒー豆がゆっくりと上がってくるので、スプーンでかき混ぜる

 しばらくしてコーヒーが入ったマグカップを渡されたので(cloverで入れたものかどうかは不明)、テーブルについて、パイクプレイスブレンドを飲むことに。大きなカップになみなみとつがれたコーヒーは、よく言えば非常に飲みやすい、悪く言えば印象に残らない味。でも毎日飲むにはこれくらいがちょうどいいんだよね、と思いながら店内を眺めていました。


2.5ドルのトールコーヒー。トールと言っても一番小さいサイズだが、マグカップが大きくてかなりの量

店内は光がたっぷり差し込んで気持ちがいい

ノートPCを開いている人が多いのは日本も米国も同じ。店内は地元の人と思われる客で賑わっていました

 それにしても、スターバックスの一号店で、カフェラテでもキャラメルカプチーノでもなくドリップコーヒーを飲むことになるとは……なぜスタバなのにドリップコーヒーなのか? この謎は後日、最新の旗艦店を見学するときに解けることになります。

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