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新国立競技場、総額2520億円に 19年5月の完成目指す

20年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場について、下村文科相は整備費が約2520億円、完成が19年5月になると説明した。

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 2020年東京オリンピック・パラリンピックの関係機関が集まる調整会議が5月29日開かれた。下村博文文部科学相は、メイン会場となる新国立競技場の整備費を約2520億円とし、2019年5月の完成を目指すと報告した。

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 各紙の報道によると、下村文科相は、ザハ・ハディド氏による2本の巨大なアーチが特徴のデザインは残した上で、屋根の設置は大会後にすることなどを報告した。工期と工費を圧縮するためで、収容人員数は当初の8万人から、うち1万5000席を仮設とすることも示した。

 新国立競技場をめぐっては、昨年5月に発表した基本設計では総工費を1625億円としていたが、建設資材の高騰などから3000億円に膨らむことが分かり、計画の見直しを迫られる一方、東京都に500億円程度の負担を要請していた。

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