サラリーマンの小遣いは「減少」――2番目の低さ
男性会社員の毎月のお小遣い額は昨年より1930円減少し、3万7642円と1979年の調査開始以降2番目に低い金額であることが、新生銀行の調査で分かった。
男性会社員の毎月のお小遣い額は昨年より1930円減少し、3万7642円と1979年の調査開始以降2番目に低い金額(最低額は1982年の3万4100円)であることが、新生銀行の調査で分かった。年代別でみると、20代、30代はほぼ昨年の水準を維持したものの、40代、50代は4000円以上の減額となり、「養育費・教育費などの家計への負担感がお父さんのお小遣いを直撃したものと考えられる」(新生銀行)
男性会社員の1日の昼食代は、昨年の541円から60円上昇し、601円に。年代別にみると、20代が最も高く700円を超え、昨年からは200円以上高くなっている。一方、50代は553円と、唯一昨年から減額し、全体平均を下回る結果となった。
昼食の内訳をみると「持参弁当」(34.8%)が最も多く、次いで「購入した弁当」(22.5%)、「外食」(18.0%)の順で、昨年から順位に変動はなかった。ただ「持参弁当」(32.5%→34.8%)の割合は、昨年に引き続き増加傾向にある。
2014年4月1日に8%に引き上げられた消費税率については、男性会社員では、負担に感じている層が78.2%と、昨年より5.2%上昇、消費税3%導入時の1989年や、8%への増税直後である昨年よりも高く、負担感は過去最大となった。「物価の上昇による家計、ひいてはお小遣いへの負担が、消費税に対する負担感にも反映されているとみられる」(同行)
インターネットによる調査で、ビジネスパーソン(契約、派遣、アルバイトを含む)2353人が回答した。調査期間は4月15日から17日まで。
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