ネットを使った就活で、不安を感じたこと
インターネットを使った就職活動でどのような不安を感じ、どのようなことに困りましたか? 現在就活を行っている(または終えた)大学4年生と社会人1年生に聞いた。連合調べ。
インターネットを使った就職活動でどのような不安を感じ、どのようなことに困りましたか? 現在就活を行っている(または終えた)大学4年生と社会人1年生に聞いたところ、「自分が興味のある企業にブラック企業など悪い噂がないかインターネットで検索する」(31.1%)が最も多いことが、連合(日本労働組合総連合会)の調査で分かった。
千葉商科大学国際教養学部の常見陽平専任講師は「離職率など公開してほしい情報が、就職情報サイトでは提供されていない。就職情報サイトは、結局、求人広告ではあるが、本来、求人票よりも情報が豊富で分かりやすく、比較検討できることが特徴なのに、その役割を果たしきれていないのではないか」とコメントした。
困ったことについてみると「1日に何件もメールが届き、必要なメールが埋もれてしまう」(28.8%)、「情報過多で必要な情報の取捨選択が難しくなる」(22.9%)と、情報量の多さに困っていることが分かった。また、エントリーについては「自分のエントリー数・応募数が少ないのではないか不安に感じる」(23.0%)、「エントリーなど応募書類がちゃんと見てもらえているのか不安に感じる」(19.6%)が目立った。
より多くの会社にエントリー
インターネットを使った就活について聞いたところ「より多くの会社にエントリー・応募したほうが内定を得やすい」は大学4年生は57.4%だったが、社会人1年生は45.8%と半数を下回る結果に。一方、「あまり興味のないところでもエントリー・応募しておいたほうがいい」は大学4年生で44.6%、社会人1年生で44.2%と、ほぼ同じ割合となった。
インターネットを使った調査で、大学4年生500人と社会人1年生500人が回答した。調査期間は6月9日から17日まで。
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