日本政府観光局は7月22日、1〜6月の訪日外国人観光客数(推計値)は前年同期比46%増の914万人と過去最高だったと発表した。
“爆買い”が話題になった中国人観光客が約2.2倍の約217万8600人に上ったほか、韓国やタイなどアジア各国や欧米各国からの客も過去最高になった。
6月は前年同月比51.8%増の160万2000人と、昨年の105万6000人を大きく上回った。中国が単月最高となる46万2000人に達したほか、米国が初めて単月10万人を突破した。
例年、7月は年間で最も訪日客が多く、今年は東アジアからクルーズ船40隻以上が寄港する上、イベントなどもあり、さらに観光客が増えると期待している。
関連記事
- 日本人のここがズレている! このままでは「観光立国」になれません
「訪日客が1300万人を突破」といったニュースを目にすると、「日本は観光立国になったなあ」と思われる人もいるだろうが、本当にそうなのか。文化財を修繕する小西美術工藝社のアトキンソン社長は「日本は『観光後進国』だ」と指摘する。その意味とは……。 - 訪日客が増えれば「儲かる」のに、なぜ日本はチカラを入れてこなかったのか
数年前、政府は「観光立国」を掲げ、ようやく重い腰を上げた。外国人観光客が増えれば「儲かる」のに、なぜ日本はチカラを入れてこなかったのか。その理由について、『新・観光立国論』の著者に話を聞いた。 - 「日本は世界で人気」なのに、外国人観光客数ランキングが「26位」の理由
日本政府観光局によると、2014年に日本を訪れた外国人観光客は2年連続で過去最高を更新した。テレビを見ると「日本はスゴい」などと報じているが、国別ランキングをみると、日本は「26位」。なぜ外国人たちは日本に訪れないのか。その理由は……。 - 中国“アルファバイヤー”による爆買いで日本はかき回される
春節が過ぎても中国人による爆買いは止まらない。観光客ではない「アルファバイヤー」による爆買いの裏にあるものとは──現地事情に詳しい山谷氏がリポート。 - 中国人“爆買い”効果で売り上げ爆増 ラオックス、国内店舗売上高が2.7倍・159億円に
ラオックスの1〜3月期は国内店舗売上高が2.7倍の159億円に。春節に合わせた中国人観光客の増加による恩恵を受けた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.