47.1%が「現代は無縁社会」と感じている(2/2 ページ)
核家族化や単身世帯の増加などによって、地域や家族間のつながりが希薄になりつつあると言われている。孤独死なども増え、社会問題化している「無縁社会」について、家庭を持たない男女はどう感じているのだろうか。オウチーノ総研調べ。
47.1%が、現代は「無縁社会」
現代は「無縁社会」だと感じますかという質問に対し「とてもそう感じる」と答えたのは14.2%、「まあまあそう感じる」が32.9%、「あまりそう感じない」が14.3%、「全くそう感じない」が3.0%、「分からない」が35.6%だった。「とてもそう感じる」と「まあまあそう感じる」を合わせると、47.1%が、現代は「無縁社会」だと感じていることが分かった。
「無縁社会」だと感じる理由を聞くと、「他人に干渉しない人、個人主義な人が増えたから」という声が最も多かった。具体的には「個人の生活を大切にしてきた結果だと思う」(47歳/男性)や「自分やごく親しい人以外に対して無関心な傾向があるから」(63歳/女性)、「ドライな関係が多くなっているから」(29歳/女性)などが目立った。次いで「トラブルや事件・犯罪が多いから」という理由が多く挙がった。具体的には「犯罪も多く、知らない人はあまり信頼できないから」(28歳/女性)や「個人情報が話題に出てきてから特にそう感じる」(24歳/女性)などの声があった。
「無縁社会」だと感じないと答えた人にもその理由を聞いたところ、最も多かったのは「自分の周りは無縁ではないから」。具体的には「昔から住んでいる人ばかりだから」(61歳/女性)や「他人同士では希薄だと感じることもあるが、家族や友人間ではまだまだ捨てたものではないから」(50歳/男性)などが挙がった。次に「自分次第だから」という理由が多く、「縁を作るかどうかはその人次第であって、社会がその責任を負うことはないと思うから」(38歳/男性)や「自らが他人と付き合おうとすれば無縁ではなくなるから」(48歳/女性)などの意見があった。
インターネットによる調査で、首都圏に在住する20歳以上の独身861人が回答した。調査期間は7月9日から12日まで。
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