Weekly Mobile Top10「TK11」「TD11」。新端末でツーカーの反撃始まる?
ツーカーグループが世間の予想に反して元気だ。国内の携帯電話事業者4社の中で,唯一IMT-2000の免許を持たないツーカーの今後は,もともと多くのユーザーが不安視していた。 “いずれはKDDI(au)に吸収されてしまうのではないか?”と,ユーザーが漠然と抱いている思いを,「KDDIとの合併はまったく予定されていない」とツーカーは否定する。 ツーカーが今ひとつ目立たなかった理由の1つに,ほかのキャリアに比べ,魅力的な端末がそろっていなかったことが挙げられる。しかし,今回の64和音対応携帯電話「TK11」の発表と(4月19日の記事参照),先日のデータ量課金対応携帯電話「TD11」の発表により(3月1日の記事参照),端末のラインナップも魅力を増してきた。 TK11は,MIDIも利用できる64和音着信メロディを備えた端末。TD11はEZweb@mailとSkyMessageを両方利用できる最強のメール端末だ。 料金面で有利なのもツーカーの特徴。NTTドコモ,J-フォンがIMT-2000を導入することで,これから1兆円規模の設備投資を控えているのに対し,「ほとんど償却が終了した」(ツーカー)PDCの設備を使うことで,ツーカーは大きなコストメリットを打ち出せる。 月額4000円前後の料金プランの一例を挙げてみよう(通話料は平日昼間)。
もちろんこれは一例であり,さまざまな条件で変わってくるが,ツーカーに割安感があることは確か。独自開発の新端末が増えていることもあり,“コストの安いPDCを使って今後もやっていく”という,ツーカーの明確な方針が見えてきた。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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