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【国内記事】 | 2002年2月7日更新 |
先週のアクセスランキングでは,ドコモの「SO211i」が2位と6位にランクイン。ドコモ初のソニー・エリクソン製端末ということもあってか,注目を集めた。
「211iシリーズ」ということもあり,実売価格も安めだ。新規の場合,2万円以下で手に入れることができる。
さて,SO211iの特徴は“メール機能がアップした”ということになっている。そもそもSO503i,SO503iS,SO210iの時からソニー製端末は,メール機能に力を入れていた。
例えば,今でこそ“必須”といえる機能になってきた「メールフォルダの搭載」「自動振り分け」も,ソニー端末は早くから対応している。
また検索機能も,ソニー製ならではの機能だ。特定フォルダ内の全メールに対して全文検索をかけられるもので,さすがに検索に多少の時間はかかるものの,昔のメールを探す手間は格段に省ける。
暗証番号を入力しないと,メールのメニューや受信メールの一覧を見ることのできない「メールセキュリティ機能」も,ありがたい機能になる。
そしてメール作成時に大きな力を発揮するのが,予測変換機能「POBox」だ。これは頭の1文字を入力すると,残りを予測して候補を一覧表示してくれるシステム。まったく入力しなくても,直前の文字から判断して,続くべき言葉を予測してくれる。
「一度POBoxに慣れてしまうと,もうほかの文字入力は使いたくない」というユーザーがいるほど,便利な機能だ。
また,アドレス帳の入力に使っても,読み仮名の部分まで補足されるなど,細かな気遣いもされているのがありがたい。つまりアドレス帳に「斎藤」と入力したいとき,POBoxの働きで「さ」だけを入力して「斎藤」を選んでも,読み仮名には「サイトウ」としっかり入るのだ。
ここは省力入力技術の歴史の長さを感じさせる部分で,例えば「J-SH08」などに搭載される学習一文字変換機能では,読み仮名も「サ」になってしまう。
このように,そもそも魅力的なメール機能を,さらに高機能化させたのがSO211i。「一括メールリスト」や「送信ランキング」などの機能が追加されている(2月5日の記事参照)。
かといって,“SO211iがメール機能は最強”と言い切るには,まだ足りていない機能も多い。
例えば,署名編集はできるものの,「N503iS」のような「冒頭文」は定義できない。
また「F211i」ではメールのフォルダ振り分け条件に,メールアドレスだけでなく,題名も指定できる。つまり「!広告!」を振り分け条件に設定しておけば,迷惑メール(の一部)を別のフォルダに振り分けられるのだ。ただしF211iでは,既読のメッセージしか振り分けられないため,取りあえず読まなければ振り分けられないのだが……。
「F211i」では,振り分け条件に題名も設定できる。条件を複数設定することも可能だ。受信ボックスから新たに振り分けた場合,自動的に「保護」設定にすることもできる
このメールの自動振り分けは,これから特に重要になってきそうな機能の1つだ。経済産業省は迷惑メールの対策として,2月1日からメールの題名に「!広告!」などの表記を義務づけた(1月10日の記事参照)。
しかし,これを活かすには,メールサーバあるいは端末側で「!広告!」を認識して対処することが必要になる。端末が題名による自動振り分けに対応すれば,迷惑メールを見ないようにフォルダに振り分けてしまうという手段が取れるのだ。受信料はともかくとして……。
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[斎藤健二,ITmedia]
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