Mobile:NEWS 2002年6月26日 00:21 AM 更新

組込みシステム技術展(ESEC)が開幕〜日立「SH-Mobile」、オムロン「Wnn」など

26日に開幕したESEC。携帯関連で目立っていたブースは、やはり日立製作所だった。携帯向けアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」上で、3DポリゴンエンジンやWebブラウザ、テレビ電話システムなどがスムーズに動作するところをデモしていた

 「第5回 組込みシステム開発技術展」(ESEC)が6月26日、東京ビッグサイトで開幕した。携帯電話関連では、日立製作所がアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」を展示(6月25日の記事参照)。開発ボード上で各種ミドルウェアの最新バージョンをデモンストレーションし、注目を集めていた。同展は28日まで開催される。


ずらりと並んだSH-Mobileの開発ボード。ACCESSのcHTML/WAP2.0対応のWebブラウザ「NetFront 3.0」や、KDDI研究所のW3C準拠のベクトルグラフィックスエンジン「SVG Mobile Engine」などが動作していた


SH-Mobile上で動作していたミドルウェアのアップ。左は、J-フォンやNTTドコモの504iシリーズに採用されたエイチアイの「Mascot Capsule Engine/Micro3D Edition」のバージョン3(5月21日の記事参照)。複数のキャラクターが別々の動きをするほか、複数の点光源をサポートしている。“プレイステーション1並”という性能がウリだ。中央は、ソフトウェアによるMPEG-4処理。双方向のテレビ電話を意識したもので、画面の上半分でMPEG-4のリアルタイムエンコードを行い、下半分でデコードや再生をしている。右は、ナビタイムジャパンの「NAVITIME Engine」(3月15日の記事参照)。スクロールや回転などの動作も非常に高速だった


日立が先日発表した「SH-Mobile J」(6月25日)のモックアップ。SH-Mobileから128Kバイトのキャッシュメモリを削り、カメラインタフェースをVGA対応に拡張してある。右側はSH-Mobile Jに1MバイトのSRAMをスタックしたもので、厚みなどは変わらない

 オムロンソフトウェアは、かな漢字変換システム「モバイルWnn V2」を展示(4月5日の記事参照)。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、松下通信工業、三洋電機などの携帯電話に採用されたものだ。同社ではオーディオ機器や、スクウェアのプレイステーション2用「PlayOnline」にも採用されていることアピールしていた。先日発売された松下製FOMA端末「FOMA P2002」(6月5日)の辞書も、モバイルWnn V2のものが採用されている。


モバイルWnn V2を採用した携帯電話は、6月時点で6社26機種にのぼる。端末メーカー側では「モバイルWnn採用」をうたっていない端末もあるため、意外な端末があったりする。「P211i」から予測変換に対応した松下製端末もその1つだ

 同社はまた、中国語入力システム「モバイルcWnn V2 簡体字版」と韓国語入力システム「モバイルkWnn」を展示し、採用メーカーの獲得を目指す。「中国に進出する国内メーカーに働きかけたい」(オムロンソフト)。

 ACCESSブースでは、米Texas Instruments(TI)のOMAPや、IntelのXScale、日立のSH-Mobile上で動作するNetFront V3.0を展示。携帯向けのWebブラウザもアプリケーションプロセッサ上で動作する時代が到来することを予感させていた。

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関連リンク
▼ 組込みシステム技術展(ESEC)
▼ オムロンソフトウェア
▼ 日立製作所

[斎藤健二, ITmedia]

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