組込みシステム技術展(ESEC)が開幕〜日立「SH-Mobile」、オムロン「Wnn」など26日に開幕したESEC。携帯関連で目立っていたブースは、やはり日立製作所だった。携帯向けアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」上で、3DポリゴンエンジンやWebブラウザ、テレビ電話システムなどがスムーズに動作するところをデモしていた
「第5回 組込みシステム開発技術展」(ESEC)が6月26日、東京ビッグサイトで開幕した。携帯電話関連では、日立製作所がアプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」を展示(6月25日の記事参照)。開発ボード上で各種ミドルウェアの最新バージョンをデモンストレーションし、注目を集めていた。同展は28日まで開催される。
オムロンソフトウェアは、かな漢字変換システム「モバイルWnn V2」を展示(4月5日の記事参照)。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、松下通信工業、三洋電機などの携帯電話に採用されたものだ。同社ではオーディオ機器や、スクウェアのプレイステーション2用「PlayOnline」にも採用されていることアピールしていた。先日発売された松下製FOMA端末「FOMA P2002」(6月5日)の辞書も、モバイルWnn V2のものが採用されている。
同社はまた、中国語入力システム「モバイルcWnn V2 簡体字版」と韓国語入力システム「モバイルkWnn」を展示し、採用メーカーの獲得を目指す。「中国に進出する国内メーカーに働きかけたい」(オムロンソフト)。 ACCESSブースでは、米Texas Instruments(TI)のOMAPや、IntelのXScale、日立のSH-Mobile上で動作するNetFront V3.0を展示。携帯向けのWebブラウザもアプリケーションプロセッサ上で動作する時代が到来することを予感させていた。 関連記事 「月産100万個」〜携帯CPUのデファクト目指す日立のSH-Mobile 日立、カメラ付き携帯向け「SH-Mobile Jr」を開発 504i向け3Dポリゴンの特徴と今後 “GPSケータイ”にキラーアプリ登場──ナビタイム 重要なのは、もはや精度ではない?──携帯のかな漢字変換 関連リンク 組込みシステム技術展(ESEC) オムロンソフトウェア 日立製作所 [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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