ケータイ技術研究所 2
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ケータイ技術研究所は、雑誌『iモードスタイル』(ソフトバンク パブリッシング刊、毎月23日発売)との共同企画です。今回のテストでは、リオンにお邪魔し、無響音室にて同社の「NL-31精密騒音計」を利用して音量の測定を行った。 ◆第1回 液晶が最も明るい端末を探せ |
今回測定した端末は以下の通りだ。
機種名 | 音源 | 和音数 | 音量切り替え | ADPCM | 着メロDL数 |
J-SH51 | FM方式 | 40和音 | 5パターン | ○ | 最大500Kバイト※2 |
A3012CA | FM方式 | 40和音 | 5パターン | ○ | 最大12.8Mバイト※2 |
N503iS | FM方式 | 16和音 | 6パターン | ○ | 30曲 |
P503iS | PCM方式 | 16和音 | 6パターン | × | 30曲 |
F503iS | FM方式 | 16和音 | 6パターン | ○ | 30曲※1 |
D503iS | PCM方式 | 16和音 | 6パターン | × | 30曲 |
SO503iS | PCM方式 | 24和音 | 5パターン | × | 30曲 |
N211i | FM方式 | 16和音 | 6パターン | ○ | 30曲 |
P211i | PCM方式 | 32和音 | 6パターン | ○ | 40曲 |
F211i | FM方式 | 16和音 | 6パターン | ○ | 20曲※1 |
D211i | PCM方式 | 16和音 | 6パターン | ○ | 10曲 |
SO211i | PCM方式 | 24和音 | 5パターン | × | 30曲 |
F504i | PCM方式 | 32和音 | 6パターン | ○ | 30曲※1 |
D504i | PCM方式 | 32和音 | 6パターン | ○ | 52〜500曲※2 |
※1 既存のメロディパターンへの上書き
※2 ほかのデータと保存領域を共有しているため、保存件数に増減がある
音源方式の違いや和音数をどう見るかは、504iの着メロについての記事(6月11日の記事参照)を参照してほしい。またこの中でストレート型は「F211i」「D211i」のみ。ほかはすべて折りたたみ型だ。
音の大きさなら三菱の“D”
全13機種の測定結果は以下の通りだ。端末を最低ボリュームと最大ボリュームに設定し、最低ボリューム時の音の大きさから最大ボリューム時の音の大きさまでをグラフの棒にして表した。単位は、人間の聴覚特性を考慮した音圧の単位であるデシベルA(dB(A))。
結果は予想以上に差がつく形になった。飛び抜けていたのは「D503iS」と「D504i」。いずれも75dB以上となっている。それに続いたのも、「F211i」「D211i」。三菱電機製の端末は、スピーカーが優秀なようで、着メロ制作者も「三菱製端末では、思い切った音の使い方ができる」と語っている。
逆に、小さかったのは「SO503iS」「SO211i」「J-SH51」など。最大音量にしても、60dB程度の大きさしか出なかった。75dBと60dBではたいした差がないと思われる方がいるかもしれないが、音の場合、少々の数値の違いが大きな差を表している。単位の詳細は後述するが、「10dB上がると、人の耳には2倍の音に聞こえる」のが目安。20dB違うと、音のエネルギーとしては100倍も異なり、聴感上は大差になる。
ソニー製端末は「SO503i」の時から“音の小ささ”が指摘されており(2001年4月の記事参照)、後継機ではそれが改善されたはずだった。しかし今回の調査結果では、それでも他機種よりも一段落ちることが明らかになった。
[九条誠二, ITmedia]
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