携帯・PHSが8000万を突破──3月契約者速報携帯電話・PHSの契約者数が、ついに8000万を超えた。多少伸びは鈍ったものの、1年間で携帯電話は650万以上の契約者増となっている。またドコモのFOMAは目標を達成し33万契約。auのCDMA2000 1xも680万契約を超えた
電気通信事業者協会(TCA)は4月7日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2003年3月の契約数を発表した。携帯電話契約数は128万8100増えて、7565万6700。 携帯電話とPHSを合わせた移動体の契約者数は、ついに8000万を超え、8111万8400に達した。 従来、「8000万契約で天井に達する」と言われていたが、8000万を突破しても勢いはまだ続きそうだ。ここ数年、年間900万増のペースで伸びてきた携帯電話は、この1年間で653万6100増えている。ただしPHSは23万6200の減少だ。
この1年で見ると、健闘したのはKDDIとJ-フォンだろう。KDDIはシェアを17.7%から18.6%までアップ、J-フォンも17.7%から18.5%まで上げた。ドコモ(携帯)は59%から1%減り、58%となっている。ツーカーグループはこの1年で純増となったのは1回だけ。年間で10万以上の契約者を失った。
各キャリアの単月の純増数の推移
各キャリアの単月シェアの推移 3月は各社書き入れ時。年間で最多の契約者増を果たした。飛び抜けたのはドコモ。KDDIやJ-フォンの約2倍に当たる60万を超える契約者を獲得した。 3Gでは、ドコモが最後の追い込みをかけた。だいぶ強引な手段も取ったようだが、新型FOMA3機種が人気を博し、滑り込みで計画を超える33万契約を達成した(4月4日の記事参照)。 KDDIのCDMA2000 1xは、当初目標の700万には満たなかったものの、契約者数680万5900を数えた。cdmaOneの契約者も720万8300まで減り、切り替えも順調に進んでいる。このペースでいけば、4月末には2Gと3Gの契約者が逆転しそうだ。 なお、KDDIはPDCのサービスを3月末で停止したが(2002年6月の記事参照)、3月末時点でまだ3万4900の契約者が計上されている。これらは連絡が取れなかったユーザーなどだという。
PHSは従来通りの傾向。DDIポケットが微増、ドコモとアステルグループは大きく数を減らした。
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