ドコモ、505iのJava仕様〜DoJa3.0を公開505iのJava仕様が公開された。スクラッチパッドサイズが拡大されるほか、端末情報の取得、ネイティブアプリケーションとの連携が可能になる。iアプリから別のiアプリを呼び出すこともできる。ただし「iアプリDX」は、公式プロバイダのみが利用できるとされ、詳細は明かされていない
NTTドコモは4月17日、発売を予定している「505iシリーズ」(4月8日の記事参照)のiアプリ仕様を公開した。DoJa3.0と呼ばれるこの仕様では、「トラステッドiアプリ」(iアプリDX)やネイティブアプリケーションとの連携機能の強化などが図られている。 同社のWebから、開発ガイド(PDF2ファイル、ZIP2ファイル)がダウンロードできる。開発ツールとして「iαppli Development Kit for DoJa 3.0」も公開されている。 ただし、505iの大きな特徴であるiアプリDX(4月8日の記事参照)は公式プロバイダのみが利用可能。開発ガイドでも、トラステッドiアプリについての詳細は記載されていない。
iアプリの仕様は、初代のiアプリ対応機である「503i」向けのDoJa1.0(2000年12月の記事参照)、待ち受けiアプリに対応した「504i」向けのDoJa2.0(2002年5月の記事参照)、カメラ制御が行える「504iS」向けのDoJa2.1がこれまで公開されており、DoJa3.0は3代目となる。 DoJa3.0では、まずアプリケーションサイズやスクラッチパッドが拡大される。また、iアプリからHTTP通信を行う際の容量も、送信10Kバイト、受信20Kバイトに増加する。iアプリから赤外線通信を行う際の通信容量もGET/PUT共に100Kバイトに拡大する。
端末の状況の取得、制御については、これまでオプションだったものが基本とされた。また、電話帳やブックマーク、スケジューラへのデータ登録が可能になるなど、ネイティブアプリケーションとの連携が強化されている。 電話帳やブックマークとの連携機能は、新規登録に限られる。ただし、公式プロバイダに許される「トラステッドiアプリ」では、iアプリから電話帳を参照することもできる。仕様書では詳細は公開されていないが、「トラステッドiアプリといえども、電話帳などの特定個人に結びつく情報を情報処理などによって外部に持ち出すことはできない」としている。 J-フォンやauのJavaでは、当初から端末内の情報へのアクセスが認められていたが、ドコモのiアプリでは初めて。
これまでiアプリは単体での動作が基本で、別のiアプリを呼び出したりして連携させることはできなかった。DoJa3.0は、2種類の方法で別のiアプリを起動させることができる。
505iが標準対応している家電製品の赤外線リモコン制御も、DoJa3.0でサポートする。ドコモによると、赤外線リモコンの到達距離は2−3メートル。送信のみのため、双方向リモコンには対応しておらず、エアコンなどの操作は難しいと見られる。 また、オプション仕様では、数機種が対応するバーコード読み取り機能、「F505i」が対応する指紋認証機能(4月8日の記事参照)、ピクチャーライト制御機能、「SH505i」が搭載する3D液晶表示(4月8日の記事参照)をiアプリから行うことなどが定義されている。
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