Mobile:NEWS 2003年7月28日 06:43 PM 更新

ケータイ技術研究所
505iのディスプレイ輝度を測る

携帯液晶の“見やすさ”を測る基準として、解像度やサイズ、色数以外に、“輝度”が挙げられる。505iシリーズの液晶はどのくらい明るいのか。試作機も含め、6機種をテストした。

 「505iシリーズ」の特徴といえば、メガピクセルと並んで、大きく高精細な液晶ディスプレイが挙がる。携帯電話としては最大級のサイズである2.4インチ液晶搭載機も「SH505i」「N505i」と2機種存在し、全シリーズで従来の約4倍の画素数を持つQVGA対応となった。

 今回は、端末のスペック表には出ていない液晶の「輝度」──明るさを計測した。「見やすいかどうか」には輝度の高さが大きく関わっているからだ。また今回は「P505i」「F505i」についても試作機による参考データを取っている。

機種名液晶サイズ(インチ)色数駆動方式
D505i2.226万2144色TFD
SO505i2.226万2144色TFT
SH505i2.426万2144色TFT
N505i2.426万2144色TFT
F505i2.226万2144色TFT
P505i2.26万5536色TFT
似通った基本スペック。「SH505i」「N505i」だけが2.4インチと一回り大きい。色数は「P505i」のみ一段落ちるが、ほかは26万色だ。「D505i」のみエプソン製TFD液晶を使っている

ケータイ技術研究所は、雑誌『iモードスタイル』(ソフトバンク パブリッシング刊、毎月23日発売)との共同企画です。

今回のテストでは旭光通商の協力により、測定器「PR-920」を用いて真っ白と真っ黒の画面の輝度を測定した。端末はいずれも最大輝度設定にしている。

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503iSよりは輝度向上。ただし504iよりは暗く

 測定の結果は以下のグラフの通りだ。最も明るかったのは「SH505i」で174Cd/m2。最も暗かったのは「N505i」で68Cd/m2だ。


輝度測定結果。棒の下端は黒バック時の輝度を、棒の上端は白バック時の輝度を表す。棒内の数字はコントラスト比を示す。「P505i」「F505i」は試作機によるデータ

D505iSO505iSH505iN505iF505iP505i
白(最大輝度)136.7 79.8 174.1 68.8 100.6 122.5
黒(最小輝度)1.4 1.9 1.1 0.9 1.2 0.6
コントラスト比101 43 154 78 84 217
単位はCd/m2。「白」が高いほど明るく、「黒」が低いほど本来暗くなるべきところが暗いことを示す。白と黒の比であるコントラスト比は高いほどメリハリの利いた表示であることを示す。(7月29日付記)

機種明るさ(Cd/m2
N504i77.6
P504i208.0
SO504i182.9
D504i130.5
F504i88.9
SH251i150.6
D251i152.4
F251i75.9

 1年前に測定した503iSシリーズの液晶輝度データ(2002年5月の記事参照)と比較すると、全体に輝度は増した。当時は50Cd/m2を超えるディスプレイはまだ希だった。

 ただし、504i当時と比べると、多少明るさを抑えた感もある。「iモードスタイル」が2002年11月号で掲載したデータによると、多くの機種が100Cd/m2を超え、「P504i」などは200Cd/m2を超えていた。

 503iシリーズに比べると、全体に多少輝度が向上。ただし504iシリーズからは全体に多少暗くなった。これが液晶のQVGA化に伴うものかどうかは不明だが、少なくとも消費電力と輝度向上の間でバランスを取るのに苦しんでいるのは見て取れる。

 例えば、従来解像度の液晶と比較しても輝度の高いSH505iでは、最大輝度ではなく中程度の輝度(16段階中、14)を出荷時の設定としている。基本的に輝度を上げるためにはバックライトの光量を増やせばよく、消費電力の増大にどう対処するかがメーカーの腕の見せ所。多機能化された505iでは、バックライトに回せる電力が減ってしまったとも考えられる。

 なお、コントラスト比で見ると、SH505iが157.7、P505iが217と高い値を出している。SO505iについては42.8と振るわなかった。

輝度ムラにもかなりの差

 今回は参考として輝度ムラも測定してみた。SO505i、SH505i、N505iは輝度ムラが少ない。対して、D505i、F505i、P505iでは意外とムラが見られた。









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▼ 旭光通商

[斎藤健二, ITmedia]

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