Mobile:NEWS 2003年10月1日 07:11 PM 更新

ボーダフォン、2004年10月までに3G端末6機種を投入

10月1日のブランド・社名変更に伴って開かれた社長会見で、ボーダフォンは3G端末の投入スケジュールや12月にパケット割引を導入することを明かした。3Gサービスの契約者数目標については「できるだけ早く100万契約に」と言うに留めた。

 ボーダフォンは10月1日に行った社長会見で、3Gサービスの展開について話した。2004年10月までに3G端末6機種を投入し、それらがVodafoneグループ全体で使える端末になることを明かした。


「携帯市場で強いもの(端末)の投入は遠くない」と話すダリル・E・グリーン社長。手には、12月に投入を予定するテレビ内蔵携帯電話(こちらは3Gではなく2Gのパケット端末)を持つ

11月に三洋製、12月にはシャープ製。来年10月までに6機種

 これまで、メールやWebが利用できない3G端末のみを販売していたボーダフォンだが、サービスエリアや技術的な環境が整ったことを受けて、2003年末から2004年にかけて3G端末を本格投入する。

 「3Gの戦略は変えていないが、(W-CDMAの)チップの遅れで移動機(端末)の開発が遅れている。しかし最終的な詰めに入っている」(グリーン氏)

 11月には発表済みのフル機能端末「V801SA」(三洋製)を(8月18日の記事参照)、12月にはシャープから新型端末を投入する。そして「(2004年の)10月までには、J-スカイとWAP両対応の6機種を出していく。これはVodafoneグループ全体で使える端末になる」。

 三洋とシャープのほかは、提供メーカーを明らかにしなかったが、海外メーカー製の端末を積極的に投入していくことを示唆した。

 「Vodafoneブランドのメリットの一つは、提供できる端末の数だ。(Vodafoneグループで端末を共有することで)ボーダフォンユーザーは、いずれ端末の選択肢が増えていく。日本にも、海外メーカーのデザインを好むユーザーがいる」(グリーン氏)

 端末や技術の開発能力についても、「ドコモがどんなに素晴らしい技術を持っていても、NokiaやMotorola、Qualcommの力を合わせるとかなうだろうか」と自信を見せた。

当初の目標である100万契約を「できるだけ早く」

 端末数は揃えるが、3G契約数の具体的な目標数については「できるだけ早く100万契約に」と言うに留めた。当初3Gサービス開始時に、「2003年の契約者数目標は100万程度」と打ち上げたものの(2002年12月の記事参照)、8月末時点での契約者数はわずか7万5000余り。具体的な数字を出す危うさからか、今回は慎重だ。

 ただし契約者の土台となるサービスエリアについては自信を見せる。人口カバーエリアとしては全国で95%を達成しており、基地局数も既に8000局をが稼働中。「12月までに2000基地局を増やしていく」(グリーン氏)

 先行するドコモでも、9月3日時点でのFOMA基地局数は8400局(9月3日の記事参照)。「1年間で1万基地局を建てていくのはたいへんなペース」だとグリーン氏が誇るのも頷ける。

 ここ数カ月、急速に新規契約者数が落ち込んでいることを懸念する声もあるが(9月5日の記事参照)、「新規が減っているのではなく、解約率が上がっているのが問題。ヘビーユーザーが競争相手のパケ割などに引かれている」とし、価格面や日本初・世界初の機能に力を入れていきたいと話した。

 具体的には、12月をめどに総務省の認可が取れ次第、PDC/3Gサービスに対するパケット割引オプションを導入する(9月18日の記事参照)。具体的な内容は明らかにしなかったが、「他社に対して競争力のあるものにする」と話した。



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▼ ボーダフォン

[斎藤健二, ITmedia]

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