ボーダフォン、すべてのVアプリの仕様公開これまで100Kバイトアプリのみだった一般アプリだが、50Kバイト/256Kバイトの仕様も公開されることで、全アプリ対応端末向けに一般アプリの開発・配布が可能になる。
ボーダフォンは10月1日、Javaを使ったアプリケーションプラットフォーム「Vアプリ」(旧Javaアプリ)の仕様を公開した。 これまで、パケット対応端末(J-5xシリーズ)向けの100Kバイトサイズのアプリのみ仕様が公開されていたが(2001年11月の記事参照)、これにより全端末に関して一般アプリの開発・公開が可能となる。 「Vodafone Developer Suport Site」(旧J-PHONE Developer Program:JDP)にて50K/256Kバイトのアプリ仕様書が公開されており、開発ツールは50Kバイト向けが提供、256Kバイト向けは近日中に配布される。また、50K/100Kバイトアプリの待ち受けアプリを容易に開発できる「スパイシードッグビルダー3 for Vアプリ」も提供される(2002年7月の記事参照)。 公開に関しては、100Kバイトアプリと同様に、コンテンツアグリゲータを通してチェックを経る必要がある。スパイシーソフト、ベクター、バンダイネットワークスの3社がアグリゲータを務める。
ボーダフォンのアプリ対応端末は、大きく三つの種類がある。回線交換ベースのJ-0xシリーズが対応する50Kバイトのものと、パケット対応端末J-5xシリーズの100Kバイト、そして「J-SH53」(4月24日の記事参照)のみが対応する256Kバイトのものだ。
100Kバイトアプリについては、当初から仕様が公開されており、一般開発者が作成・配布することが可能だった。今回仕様が公開され、50KバイトのJ-0xシリーズ、256KバイトのJ-SH53向けの一般アプリケーションも登場する可能性が出てきた。 一般アプリケーションの扱いについては、キャリアによってスタンスが大きく異なる。 ドコモのiアプリは当初からオープン路線を敷き、一般開発者に制限をかけず公式アプリケーションと同じように配布できる仕様とした(2001年4月の記事参照)。しかし、505iシリーズからは端末内のデータにアクセスできる「iアプリDX」を追加し、公式コンテンツプロバイダのみが開発・配布できる仕様としている(4月18日の記事参照)。 KDDIは当初Javaを使ったezplusでは一般アプリの配布を制限付きながら許可していた(2001年7月の記事参照)。しかしネイティブアプリケーションに近い仕様を持つBREWにプラットフォームを移行。BREWでは一般アプリケーションの配布は一切認めていない(1月31日の記事参照)。 ボーダフォンは、チェック機関を外部に設けることで一部の仕様についてのみ一般アプリの配布を可能としていたが、今回全仕様について可能とした。
関連記事 J-フォン、Javaアプリを一般に開放 J-フォンは来年1月に発売予定のパケット対応端末から、一般に作成されたJavaアプリをダウンロード可能にする。併せて技術情報、開発ツールなどが公開される。 Javaアプリはどうやって公開する?──スパイシー・ベクターインタビュー J-フォンのJava仕様が公開され、一般の開発者が作成したソフトも来年1月のパケット対応端末では動作させられるようになる。一般のJavaアプリ公開大きな役割を果たす、「コンテンツ・アグリゲータ」の1社、スパイシー・ベクターに話を聞いた。 J-フォンにも一般Javaアプリが登場──Jアプリ★ゲット J-フォンのJavaでも、iアプリのように一般作者制作のJavaアプリをダウンロードできるようになった。既にいくつかの一般Javaアプリが、集められ、無料でダウンロードできるようになっている。 J-フォン、パケット端末用JavaのSDKを配布 J-フォンが、JavaのSDKを配布した。一般の制作者がSDKを利用して作成したJavaアプリケーションは、3月1日から発売される「J-SH51」で、ダウンロードすることができる。同時にエイチアイが配布するコンバータを使えば、3Dアプリケーションも作成可能だ。 関連リンク Vodafone Developer Suport Site Vアプリ技術仕様 アプリ★ゲットV(スパイシーソフト) 週刊ゲームLive(バンダイネットワークス) 週刊アプリLive(ベクター) [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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