Mobile:NEWS 2003年11月28日 10:04 PM 更新

ダウンロードしまくりの快感〜1x WIN「W11H」(1/2)

速度2.4Mbps、料金は4200円定額。革新的な携帯電話がauから発売された。“ブロードバンドケータイ”を名乗る、CDMA 1x WINの使い勝手はどうなのか。ファーストインプレッションをお届けする。

 業界に衝撃をもたらしたKDDIの“ブロードバンドケータイ”こと、CDMA 1x WIN端末が発売された。最大の特徴は、下り最大2.4Mbpsのスピードでパケット通信が使い放題なところだ(月額4200円のEZフラット加入時、10月22日の記事参照)。

気軽にダウンロードがたまらない

 発売日初日、1x WIN最初の対応端末である「W11H」(10月22日の記事参照)を購入。さすがに初モノとあってか、「購入に来たユーザーでいっぱい……」ということはなかったが、店頭でのアピールはそこそこ豪華だった。

 端末を手にして数時間。まずやったことは、いろいろなファイルのダウンロードだ。

 auは2004年の1月15日まで、好きな「着うた」2曲と「着ムービー」1曲の無償ダウンロードを実施している。コンテンツ料金が無料で、いくら使っても通信料金も変わらないとなれば、これを落とさない手はない。

 ダウンロード速度は、「けっこう速いな」という印象。最大の2.4Mbps出ているのか? と言われると分からないが、200Kバイトを超える着ムービーファイルでもササッとダウンロードが完了する(1x WINのスピードの実測テストはこちら)。

 ちなみに、“いま1x WINのエリアにいるのかどうか”を端末側で知る手段はない。これは1xユーザーが、cdmaOneエリアなのかどうか分からないのと同じだ。

※現在、どの程度の通信速度が出るかは「メニュー」−「ユーザー補助」−「データ通信」−「通信環境確認」で確認できる。赤坂にある編集部では、最大2.4Mbpsでパケット通信が可能だった

CDMA 1x WINに使われている「CDMA2000 1x EV-DO」(当初の名称はHDR)という通信方式では、電波状態が良く一人で基地局を占有している場合に下り2.4Mbpsのスピードが出る。電波状態が悪い場合は、変調方式を変えてスピードを落とす。また複数人のユーザーがいる場合は、それぞれで帯域をシェアすることになる(2001年7月の記事参照

 EZwebページの表示は相当素早い。これはダウンロード速度だけでなく、ブラウザの速度が向上してページの展開などが速くなっているせいもありそうだ。ちなみに、「A5401CA」以降の最新ブラウザではWebの「戻る」だけでなく「進む」も使えるようになっている。


左側面にはスライド式のムービー/静止画起動スイッチを備える。その脇には上下ボタンが用意され、EZweb表示時などにページ送りに使える。右側面には、データ通信用のコネクタのほか、日立製端末伝統の「気くばりスイッチ」が用意されている

 続いてダウンロードを試みたのが、動画ファイル「EZムービー」だ。「W11H」はメニューも新しくなっていて、待受画面から上下キーを押すと、「フレームメニュー」というブロードバンドケータイ関係の機能がまとめられたメニューが開く。


 ここから「EZムービー」の「ポータルリンク」を選べば、EZwebのEZムービーリストが開く。まずは「映画予告集」を選んでみた。上映中から近日上映までいろいろな映画の予告編が13本程あがっている。

 「アンダーワールド」をダウンロードしたところ、10秒もかからなかった。ファイル容量はなんと1Mバイトだ。

[斎藤健二, ITmedia]

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