Excel、PDFの閲覧も〜「SH900i」SH900iは、シリーズ最大の202万画素AF付きCCDカメラを搭載。「505i」譲りの操作性をFOMAで実現した。大きな特徴は、ExeclやPDFなどのビジネス文書ファイルを、変換なしでそのまま閲覧できることだ。Excelの複数シートなどにも対応している。
シャープ初のFOMA音声端末は、「SH505i」をベースに、FOMAならではの機能と、PC文書を閲覧できる独自機能を備えた端末だ。
「SH900i」はシリーズ最高となる、202万画素のCCDを搭載。1224×1632ピクセルの静止画撮影が行える。さらにオートフォーカス(AF機能)を備え、カメラ周りは最高クラスのスペックを誇る。 撮影は、端末を閉じたまま、サブディスプレイをファインダー代わりに撮影する、いわゆるヨコ撮りタイプ。「SH505iS」でふくらんでいたカメラ部はボディにすっきりと内蔵され、必要以上にカメラが目立たない。側面に設けられたシャッターボタンは、半押しでAFが作動する。
iモーション動画として、動画が撮影できるほか、ハーフQVGA、QVGAサイズの動画も録画可能になっている。また、iモーションファイルを音声のみのモードで録音する「ボイスレコーダー」機能も搭載した(コーデックはAMR)。
背面のiモードマークの脇にあるのは、ボイスレコーダーや動画撮影時に使うマイク。液晶の下には目立たないが、テレビ電話などで使う自分撮り用のカメラを備える
FOMAかどうかに関わらず、非常に画期的なのが、Excel、Word、PowerPoint、PDFといったビジネス文書を、ディスプレイ上で閲覧できる「ドキュメントビューワ」機能だ。 これはPicsel Technologiesの「Picsel File Viewer」(2002年2月の記事参照)を搭載して実現した。PCから各種ファイルをminiSDの「/private/sharp/document/」フォルダにコピーすれば、特に変換作業などは行わずにSH900iから閲覧できる。 [1]キーで縮小、[3]キーで拡大ができ、十字キーでスクロールできる。複数シートを持ったExcelファイルの場合でも、ページ送りキーで複数シートを閲覧できる。動作は非常に高速で、正直言ってネイティブの画像ビューワよりもストレスがない。ファイル内に埋め込まれた画像などのサイズにより、開けるファイルサイズが異なるが、デモでは700Kバイト程度のファイルを開いていた。 対応フォーマットは、Excel、Word、PowerPoint、PDFのほか、Exif JPEG、PNG、GIF、BMP。ただしビジネス文書はメールに添付してSH900iに送ることはできず、miniSDを経由して転送することになる。
メインメニューから「ドキュメントビューワ」を指定すると、miniSDカード内の特定のフォルダ内を自動的に表示する。Excelのグラフもご覧の通り。右下はルーペ機能。ファイル全体を上に表示し、その一部を拡大して下に表示する
内蔵ソフトウェアのインタフェースは、基本的にはSH505iを踏襲している。ただし、複数のアプリケーションを終了せずに使い分けられる機能である、マルチタスクにはシリーズ中SH900iのみ非対応。
待ち受け画面から数字を押して決定ボタンを押すと、スケジュール登録や電卓起動、タイマー起動なども行える その代わり、「View」ボタンを押して実行できる「アシスタントビュー」機能は強化された。これは、今立ち上げているアプリケーションを終了することなく、メールや電話帳、電卓といった機能を起動できるもの。従来は、新規メール作成時に受信メールを見ることができないといった制限があったが、SH900iでは可能になっている。 また900iシリーズは、全機種でマルチアクセス(音声とパケット通信を同時に行える機能)に対応している。 主な仕様は以下の通り(予定)。
関連記事 究極のiモード〜FOMA「900i」5機種が発表 2004年2月には、FOMAの新シリーズ「900i」が登場する。カメラや端末の重さ、待受時間などさまざまな面で、ムーバと同等の仕様とし、コンテンツなどのサービス面では505iを上回る。 900iシリーズは「505i」にどこまで追いついたか バッテリーの持ちや端末機能についても、「FOMAだから……」という妥協なく作られた「900iシリーズ」。重さや端末機能を比較しながら概観していこう。 ワンプッシュオープン+カスタムジャケット〜「P900i」 パナソニックモバイルのFOMA、「P900i」は、ビス止めのカバーを好みの柄に変えられる「カスタムジャケット」と、ワンプッシュオープンが特徴。別売りカバーのバリエーションは7タイプ用意される。カメラはオートフォーカス機構付きの128万画素CCDだ。 PDAで軽快に動作するマルチメディアビューワ、「ePAGE」 XScale発表会のデモで注目を集めたのは、Webブラウザとマルチメディアビューワの機能を兼ね備えた組み込み向けソフトウェア「ePAGE」。Webを破綻なく表示させ、PDFファイルの描画速度も驚くほど速い。 キーボード搭載の薄型CLIE「PEG-TG50」ファーストインプレッション ビジネスユーザーに強力なアピール〜「Picsel Viewer」 [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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