「F505iGPS」、カメラ、アプリとGPSの連携機能を試す(2/2 ページ)
iアプリやカメラとの連動が可能になったことで、GPS内蔵ケータイとしての利便性が高まった「F505iGPS」。実際、どのような使い方ができるのかを試してみた。
マンナビ機能は使えるか
F505iGPSでは、目的地までの道のりを自分の現在地と見比べながら進める「マン・ナビゲーション」も可能になった。ナビタイムに有料登録すると使える「ナビモード」というサービスだ。
マン・ナビゲーションといえば思い出すのがauの「EZナビウォーク」(2003年10月16日の記事参照)。ルートを検索すると、目的地までの道案内を地図と音声でガイド。定期的に位置情報を取得して、自分の位置を地図上に表示、ルートからはずれると、音声や振動で知らせてくれるというサービスだ。
同じナビタイムが提供していることもあって「F505iGPS」の「ナビモード」も使い勝手は似ている。大きく異なるのは、「次の交差点を右」といった、音声や文字によるガイドがないことと、道を外れたときに注意を促したりはしてくれない点だ。
現在地から目的地までのルートを検索してiアプリの地図上に表示させ、iモードボタンを押して「ナビモード」をオンにすると、リアルタイムでの測位が開始される。「1回測位して地図上にリアルタイムなユーザーの位置が表示されるまでにだいたい20秒から30秒。それを目的地まで繰り返す」(ナビタイム)。こうした方法で目的地まで測位し続け、道案内をする仕組みになっている。
下北沢駅から三軒茶屋駅までのルートを歩いてみたところ、なかなか使い勝手は良好。脇道に入ると自分の位置がルートから外れているのが分かるし、端末を閉じたままでも測位が続行されるので、目安になるところまで閉じておくこともできる。ナビの途中で電話がかかってきても、通話が終わればそのままナビが続行されるのも便利だ(ただしその間、メールの着信は通知されない)。
難点があるとすれば、バックライトが段階的ではなくいきなり暗くなるので見づらい点。ただし測位結果が表示されるタイミングでバックライトが点くようになっていることや、バックライトの点灯時間を長くすることで改善できるため、それほど問題にはならないだろう。
なお、測位に1回3円かかることを考慮してナビモードでは、30回連続して測位したところで、「いったん測位を終了し、続けるかどうかを問うアラートが表示される」(ナビタイム)。ここで再びオンにすれば、ナビモードを続行できる仕組みだ。
F505iGPSで「ナビモード」を利用するには、iアプリの「NAVITIME GPS」をダウンロードして、サービスの利用登録をする必要がある。ルートを検索して地図をアプリに表示させたらiモードボタンを押してナビモードをオンに(左)。右がナビゲーション中の画面だ。測位されたポイントは●で表示され、人型のアイコンが自分の位置を示す。なお地図のダウンロードサイズは23区の平均で1枚当たり1.2Kバイトほどだという
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