「Nokia 7600日本語版」を3時間ほど触ってみました
7万円台と高価なノキアのW-CDMA/GSMデュアル端末「Nokia 7600」。同梱されるACアダプタやヘッドフォンを見ると、高価なのもうなずける。3時間ほど触ってみた印象をお届けしよう。
6月15日に発売される、「Nokia 7600 日本語版」(5月12日の記事参照)。キャリアのインセンティブがないこともあって、日本の端末価格の水準から見ると、かなり高価な印象を受ける。
ただ、パッケージに同梱されるパーツ類の凝った作りを見ると、それもうなずける気がしてくるのが不思議だ。
そんなNokia 7600日本語版を、3時間ほど触ってみた。
ACアダプタやヘッドフォンがひと味違う
パッケージに同梱されるのは、ACアダプタ、イヤホンマイク、ストラップ、布製ケース、USBケーブル、日本語と英語の取扱説明書など。
ACアダプタはケーブルを巻き取っておける機構が付いたユニークな形だ。上半分が柔らかい素材でできており、ケーブルが巻き取りやすくなっている。
そのほかの同梱物は白で統一されている。イヤホンマイクのケーブルは見る角度によって光る処理が施され、発話ボタンとマイクの操作部は滑りにくい素材で処理されている。
個性的なダイヤルキー配列は慣れが必要
7600は、ボディデザインだけでなく、ダイヤルキーやソフトキーの配列もユニークだ。液晶を取り囲むようにレイアウトされたダイヤルキーは、左手で右のダイヤルキー、右手で右のダイヤルキーを使って文字入力を行う。左は上から「ア行」で一番下のキーが句読点などの記号。右は「ハ行」で始まり、一番下が文字種切り替えになっている。
変換は、入力後に下キーを押すと最初の候補が入力画面中に表示され、それ以降の候補は、候補一覧の画面に切り替わってそこから選ぶタイプだ。
なお、待ち受け画面で右方向キーを押すとスケジュールに、上下方向キーでアドレス帳にアクセスできる
32万画素のカメラ機能
7600の背面には32万画素のCMOSカメラが搭載されている。端末上部のカメラボタンを押すとカメラが起動し、640×480ピクセル(VGA)の静止画を撮影できる。
撮影サイズはVGAのみのようで、モードは「標準」「ポートレート」「夜間モード」「ビデオ」から選べる。ビデオは3GPフォーマットだ。
撮った写真にはフレームやクリップアートを付けて飾ったり、文字を入れたりすることが可能。フレームは端末内に10種類用意されている。
写真の切り出しにも対応しており、切り出しサイズは40×48ピクセルの「ポートレートサイズ」と、任意の大きさを設定できる「調整可能サイズ」から選択可能だ。
ドコモのFOMAカードを挿してみると
ボーダフォンのVGS用USIMカードを挿せば、通話やスカイメール、VGSのSMSの送受信が可能。FOMAのSIMカードでも通話やSMSが利用できた。ただし、ノキアはボーダフォンのVGSのUSIM利用については「確認済み」としているが、ドコモのSIMカードについては確認を取っていない。
今回は3時間ほど触ってみた印象をお届けしたが、7600には、MP3再生機能やメール機能などの機能もある。近日中に詳細なレビューをお届けする予定だ。
関連記事
- ノキア、W-CDMA対応の「Nokia 7600」日本語版を発売
ノキア・ジャパンはユニークな形状のW-CDMA/GSMデュアル端末「Nokia 7600」の日本語版を6月中旬に発売する。日本の通信事業者のSIMカードは、ボーダフォンのVGSのものが使えることをノキアが確認している。 - モダンとエスニックの融合~デザイナーが語る「Nokia 7600」
- 抽選でノキアグッズが当たる~Nokia 7600キャンペーン
- ユニークな形の3G端末「Nokia 7600」、日本発売へ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.