ニュース

嵐の前の静けさ? トップ端末が強かった1週間携帯販売ランキング(6月14日~6月20日)

今週は各キャリアとも、先週の上位機種が安定した成績を残した。もっとも、来週以降は新端末ラッシュ。“嵐の前の静けさ”となるかもしれない。

 6月19日に、ドコモの「P900iV」「F900iT」が発売された。ランキング集計期間が6月14日~20日のため、2日分の販売成績しか加算されないが、トップ10に入ることはできたのだろうか。

AMP 非対応のコンテンツです。こちらからご覧ください。

 ドコモは、先週に引き続き「N505iS」がトップ。「P900i」と「N900i」はそれぞれ順位を入れ替えた。「SH900i」は、2つランクを下げている。

 そのSH900iを抜いて、6位に上昇したのが「F672i」(右写真)。いわゆる「らくらくホンIII」だが、ハイエンド端末に混じって一定の人気を保っている。携帯電話としては「世界で初めて歩数計を搭載」(ドコモ)しており、カバンなどに入れた状態でも歩数のカウントが可能だ(2003年9月2日の記事参照)。

advertisement

 P900iVとF900iTは、まだランクインしていない。来週以降の動向に注目だ。

 auも、トップは先週と変わらず「A1402S」。2位、3位、4位はそれぞれ順位が変動しただけで、顔ぶれは変わらない。

 先週、初登場で7位につけた「A5506T」(左写真)は、さらに2つランクを上げて5位に入った。同端末は、“EZナビウォークとQRコード読み取りの連携”という新機能を備えている(6月4日の記事参照)。

 ツーカーは、引き続き「TT31」と「TT32」がトップ争いを続ける構図。先々週1位で、先週2位だったTT32が再びトップの座を奪い返した。

 10位には「プリケーロングセットTS31S」(右写真)が、先週11位からランク入りした。プリケーロングセットとは、通常プリケ―の6倍となる360日間の通話可能期間が含まれている端末。プリケーロングセットTS31Sは、ワンプッシュでディスプレイがミラーに替わる機能も備えている。

 ボーダフォンは、先週の上位陣が安泰。1位、2位、3位、4位が先週と同じ顔ぶれだ。5位と6位は入れ替えで、7位、8位も先週と同じ。

 23日には、指でなぞって操作する新端末「V401D」(左写真)が発売されている。今回の集計期間からは外れているが、来週以降ランキングに登場して、上位陣を脅かす可能性もある。

 今週末は、新機種の発売ラッシュ。25日にドコモ「N900iS」が発売されるほか、26日にはドコモの「N506i」、ツーカーの「TT41」、auの「A1305SA」「A5407CA」が発売される(それ以降の発売カレンダーは6月24日の記事参照)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.