ニュース
ドコモ、シンガポールのホテル向けインターネット接続サービス会社を買収へ
NTTドコモが、ホテル向けに高速インターネット接続サービスを提供する会社を買収することに合意した。
NTTドコモは11月5日、世界各国のホテル向け高速インターネット接続サービス事業を営む会社を所有する持ち株会社、inter-touch (BVI) Limited(以下インタータッチ)を、7000万ドル(約74億円)で買収することに合意した。インタータッチは、ヒルトン、ハイアットグループなど、世界28カ国、155のホテルでブロードバンド接続サービスを提供しているサービスプロバイダ。
ドコモは、ワールドウイング(FOMAのSIMカードを差し替える)やワールドウォーカー(携帯電話や、Gカードをレンタルする、movaユーザー向けサービス)といった国際ローミングサービスを提供している。今回の買収は、ドコモのユーザーに対し「グローバルモビリティをサポートすることが目的」(NTTドコモ広報部)としている。
まだ詳細はこれから詰めるとしながらも、「ワールドウイングの利用料金と、インタータッチの料金を束ねる、割り引くといった展開が考えられる」(同上)とする。
advertisement
関連記事
- ムーバと同番号のSIM発行で海外ローミング
ドコモはムーバと同番号のSIM(UIM)カードを発行する「WORLD WALKER G-CARD」を提供する。海外でGSM端末に差し込めば、国内と同番号で携帯を利用できる。これに伴って、PDC/GSM、PDC/CDMAのデュアル端末の取り扱いを終了する。 - 海外の携帯ユーザーが日本でFOMA網を使える~5月から
ドコモは5月1日から、FOMAの国際“ローミングイン”サービスを開始すると発表した。海外事業者のユーザーが、FOMA網を通じて自国内と同様に音声通話、テレビ電話を発着信できる。日本ユーザー向け“ローミングアウト”サービスも拡充する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.