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小さなWIN「W22SA」がV2達成。「TT51」初登場ランクイン携帯販売ランキング(2月28日~3月6日)

ドコモやauのランキングの動きが比較的穏やかな中、ツーカーに異変。初のQVGA対応端末「TT51」が初登場4位に飛び込んできた。

 ドコモの700iシリーズなどエントリーモデルや(2月2日の記事参照)、KDDIのスライド型「W31SA」などが市場に並び始めている。3月第一週目の携帯電話販売ランキングに異変はあっただろうか。

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 ドコモは、やっぱり「N900iS」が強い。これで、1月17日から7週連続トップ。それ以前も、2位と1位を行ったり来たりしておりトップグループの常連だ。

 N900iSは2004年の6月に登場し、当初からランキング中位に位置。10月に入り「N900i」の在庫が薄くなってきた頃から、上位に上り詰めた。足かけ10カ月も売れ筋トップクラスにあるという、息の長さが珍しい端末だ。

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 PDC端末では、「N506i」と「P506iC」がわずかに順位を上げた。トップ10圏内には、ほかに「らくらくホン」こと「F672i」が入っているのみで、ほとんどをFOMAが占める。

 改めてドコモのランキングを眺めると、上位5機種をNECとパナソニックの端末が占め、残りはシャープ2機種と、富士通製のらくらくホン2機種だ。

 auは、「W22SA」がV2を達成。先週さっそうと登場したスライド型小型端末「W31SA」は、1つランクを上げて4位になった。

 また先週ランク外に落ちていた「A1404S」(ソニー・エリクソン製)が7位に復帰。ジョグダイヤル+大型液晶を備えた小型端末で、このところ価格が急速に下がっている。4月に向けてエントリーユーザー向けに強く訴求できそうだ。

 ちなみにジョグダイヤルを備えた「W21S」は徐々に店頭から在庫がなくなりつつある。「W31S」の話題もあるが、ジョグダイヤル付きの現行端末は「A1404S」と、その前モデル「A1402SII」のみだ。

 ツーカーのランキングがついに動いた! 「TT51」が初登場で4位にランクイン。ツーカー初となるQVGA液晶搭載端末を、心待ちにしていたユーザーも多いということか。

 ちなみに全キャリアのランキングの中で、最も古くからある端末は、ツーカーの「TK31」。当初関西限定端末として登場した薄型端末だった(5月1日の記事参照)。2003年4月の発売だから、約2年間売れ続けていることになる。

 ボーダフォンは、「V602SH」が首位を譲らず。先週大いに順位を上げた、その後継機種となるフル機能携帯「V603SH」は、トップ獲得にはいたらなかった。

 動きの少ないボーダフォンのランキングだが、特定メーカーへの偏りはドコモよりも大きい。実に、上位8機種がシャープ製と東芝製だ。不動の首位を築いているV602SHは、2004年7月の発売から、半年以上もランキングトップクラスである。

 さて今週は、「W31K」が発売された(3月3日の記事参照)。WIN初心者をターゲットとしたフレンドリーデザインが特徴の端末だ。同時期にリリースされたW31SAは初登場ランクインを果たしたが、W31Kはどうであろうか。また、ドコモの700iシリーズも「N700i」「P700i」登場し(3月11日の記事参照)、700iシリーズが出そろった。各社の春モデルがランクインするかどうかに注目だ。



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