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W22SAから暗所の性能が向上~W31SAケータイカメラ画質研究ラボ(3/4 ページ)

四角いスライド式端末「W31SA」は、液晶モニタが常時見えているカメラ付き携帯としては“おいしい”形。CMOSを採用した点が気になるが、画質は向上したか?

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 1枚目は液晶モニタ上ではとても暗く見えたので(PCで見るとそうでもなかったが)明るさを補正して撮影。するとかなりその場の雰囲気が出た。背景が雲だらけなのが残念だが、下のほうに少し写っている緑も、きちんと日が差していて光量があればそこそこの色が出るのが分かる。

 続いて場所を変えて青空を撮影。

 やや色は不自然でざらつきもあるが、青い空と白い雲という絵にはなっている。

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 続いて近距離の撮影。AF付きがいいのは、近距離でもちゃんとピントがあってくれることだ。

 リスの置物を撮影。ちゃんと手前にピントが合い、後ろがぼけているのはうれしいところ。色はくすみぎみで、ほんのちょっと後ピン気味(本当は鼻の頭にピントを合わせたかった)。でもそれなりに使える絵にはなっている。

 こちらはピントが合うぎりぎりまで近寄って撮ったタンポポ。ちょっと中間調が沈み気味で、コントラストやエッジ強調が強すぎる感はあるが、タンポポらしさはしっかり出ている。

室内編

 お次は室内編、蛍光灯下からだ。

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 三洋電機の前モデル「W22SA」と比べてみた。若干色味に違いはあるが(実は前回の撮影からこの場所の蛍光灯を一度取り替えたので、そのせいかと思われる)電源周波数との同期がとれずに縞模様が出てしまった点も含めてほとんど同じ写り。中間調が沈みがちでちょっとくすんだ感じになるのは、CMOSセンサーカメラに多く見られる現象だ。

 お次は白熱灯下での撮影である。

 ホワイトバランスはちゃんと合っていてバランスもいい。メリハリに欠けるのと色が浅くて鮮やかさに欠けるのはしょうがないところか。赤の発色もいまひとつ。

 次はロウソク編。

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