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イー・アクセス、1.7GHz帯のW-CDMA実験を都内で開始
イー・アクセスは、総務省から実験局免許を取得した。商用化をにらみ、HSDPAなど先端技術の検証に入る。
イー・アクセスは5月19日、総務省から1.7GHz帯でのW-CDMA実験局本免許を取得したと発表した。都内で実験を開始する。
商用化に向け、東京都内の都心エリア・住宅地エリアで実証実験を行う。実験には、米Lucentおよび富士通が参加。1.7GHz帯での電波伝搬、W-CDMA機能検証、HSDPAなどの先端技術を検証するという。
基地側では、1つのセルを3分割する「3セクタ方式」に加え、6つに分割する「6セクタ方式」の実験も行う。これによって、より周波数の有効利用を志向し高速データ通信に備えるという。
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併せて同社ラボで、同一キャリア(搬送波)内で音声トラフィックとHSDPAトラフィックを同時に伝送することに成功したことも明かされた。FMC(Fixed Mobile Convergence:固定通信とモバイル通信の融合)を検討するため、W-CDMAと無線LANのハンドオーバー試験などを実施していくこともアナウンスされている。
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