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新世代PDAも、カメラだけ見れば残念なでき――M1000:ケータイカメラ画質研究ラボ(3/4 ページ)
強力な通信機能やら、PCとの連携やらで注目を浴びる「M1000」だが、カメラ機能はどうか。チェックしてみると、使い勝手、画質ともに残念な部分もある。
梅雨があけて好天に恵まれたので、皮肉なことにダイナミックレンジが狭いCMOSセンサーには極めてつらい状況になった。
パッと見で分かるが、黄色が完全に白く飛んでしまった。レンズの周辺が流れていたりはするし、一世代前のCMOSによく見られた現象だが、コントラストが低い。
ただ青や緑、赤といった色自体は悪くないし、ディテールも130万画素のパンフォーカスとしてはそこそこ出ている。全体のバランスは確保されており、強い日差しの下という悪条件でなければそこそこの写りを見せてくれただろう。
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ちなみに、前述したようにシャッターを押してすぐカメラを動かしたりすると、こういうことになる。
目安としては、シャッター音がしてから1秒くらい待てば問題ない。
次は青空を。
コントラスト差があまり激しくない明るい構図だと、こんな感じ。確かに青空は濁っていて、色もいま一つきれいとはいえないが、CMOSセンサーとして標準的な写りを見せてくれる。
屋内編
続いては屋内編。
蛍光灯下での撮影だが、やや蛍光灯の緑かぶりが見られること、色が全体に浅めであること、全体に細かくざらついていてややノイジーであること、白飛びの仕方が不自然であることなどが気になる。
撮影位置は、普段のこのコーナーで撮っているのと同じような距離で撮っているのだが、カメラ画角が狭いため写っている範囲も狭くなっている。
次は白熱灯の下で。
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