ウィルコムハイエンド、「WX310K」「WX310SA」同時レビュー:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ
いま元気な移動体通信キャリアといえば、ウィルコム。カメラ機能が向上したハイエンド2機種が登場したということで、撮り比べてみた。
最近、元気な移動体通信キャリアといえばウィルコム。Operaを搭載した“京ぽん”こと「AH-K3001V」で一気にユーザーからの評価を上げたが、2005年の秋からはさらに連続してハイエンド新端末を投入してきた(11月11日の記事参照)。
中でも注目を集めているのが、130万画素のCMOSを搭載した「WX310K」と「WX310SA」のハイエンド2機種だ。スペック上は同じだが、写りがどのように異なるのか気になるところ。せっかくなので、2機種を同時に撮り比べてみた。
では恒例の、象のすべり台から。
見た目もサイズも似た端末だけに、同じような性能か……と思いきや、意外に差が出てしまった。京ぽん2の方は“前代京ぽんをそのまま高画素化したような画質”といってよく、高輝度部が紫色に転んでしまってる。
今回、ちょっと「江戸東京たてもの園」まで遠出したので「子宝湯」の写真でも、と思ったら、空の色がすごい。
WX310SAの方は、彩度が高めのCMOSセンサーの絵という感じでちょっとメリハリはないものの、鮮やかな色を出してくれた。しかし京セラの方は空が紫色だ。
では別のカットも。あずまや。
WX310SAの方は青空もトバずにきれいに出てるし、発色も結構豊か。残念ながら松のディテールは出てないし、四隅の画質低下や流れは大きいが、130万画素の単焦点ならこんな感じだろう。WX310Kの画像は空が完全にトんでいる上に、ちょっと色のバランスがよくない。前回の京ぽんも似た傾向があったのだが、それがそのまま継承されている気がする。
さらに白い壁と青空の写真を。
こんな風になる。続いてマクロの作例を。
WX310Kは横位置での撮影、WX310SAは縦位置での撮影という違いはあるが、ポイントは撮影距離。WX310SAの方が近く、そのためWX310Kと同じような感覚で撮るとぼけてしまうのだ。距離的に扱いやすいのはWX310Kの方か。
ITmediaでは追って、WX310KとWX310SAのカメラ性能を個別にチェックしたレビューも掲載する予定。そちらも参考にしてほしい。
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