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出演 竹内結子、監督 行定勲──「SO903i」のテレビCMは映画的

ソニー・エリクソンが、音楽携帯「SO903i」のCM制作に映画監督の行定勲を起用した。端末の持つ「PREMIUM AV」という世界観をストーリー仕立てのテレビCMで表現する。

SO903iの連作ストーリーCMを監督する、映画監督の行定勲氏。放映は2007年1月を予定

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが、ドコモの音楽携帯「SO903i」のCM制作発表会を行った。

 SO903iは、ソニーの薄型テレビ「BRAVIA」とウォークマンに採用された技術を取り入れた携帯電話。本体を閉じたまま背面の9つのボタンで操作できる本格ミュージックプレーヤー、3インチのワイド液晶、3.2メガピクセルカメラなどを搭載したAV機能重視の新モデルだ。

 この端末の世界観である「PREMIUM AV」というテーマをテレビCMで紹介するにあたり、同社は2人の監督を起用。2つのCMを展開する。

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 1つは、「SO903iをより身近に感じてもらえるように」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ常務取締役 石塚宏一氏)という思いから、「GO」(2001年)や「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)などを手がけた映画監督の行定勲氏をCM監督に迎えた。行定監督は、女優の竹内結子さんらが出演するストーリー仕立てのCMを制作する。

 行定監督は、「携帯は、作品を作る上でも欠かせないアイテム。人と人との関係も、携帯によって近づいていると思う」とコメント。また、SO903iのディスプレイの大きさや音の良さを挙げながら、「ある人物のしゃべっていた言葉、口ずさんでいた歌、風の音といったその場の状況、そういうものが直接届く。物語が直接(本体に)組み込まれているということは、そこにいない人とつながっていられる、というような可能性があると思った」と制作にあたっての思いを述べ、「SO903iからインスパイアされたものをCMの中に組み込みたい」と語った。


左から、行定監督、ソニー・エリクソンの石塚氏、同社長の久保田幸雄氏、CM出演者の竹内結子さん、藤本七海さん、和田聰宏さん

 なお発表会場では、すでにほぼ完成しているもう1つのCMも披露された。監督を務めたのは、サントリー、日本テレビなどのモーショングラフィックスやKENISHII、井上陽水のプロモーションビデオなどの演出を手がけるCGアーティストの森野和馬氏。CGグラフィックスを駆使しSO903iの表現力を重点的に紹介する内容で、こちらは12月初旬から全国一斉で放映される予定だ。

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