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ドコモ、迷惑メール対策機能を強化──特定のURL付きメールを制限
ドコモは、特定のカテゴリに該当するサイトのURLが含まれるメールを自動的に受信しないようにする機能を2007年4月に実装する。迷惑メール対策強化の一環。
NTTドコモは11月29日、本文に特定のURLを含むiモードメールを受信しない機能を2007年4月より実装すると発表した。利用料金は無料。
この機能は、出会い系やアダルト系サイトなど、特定のカテゴリに該当するサイトとして確認された特定のURLが含まれるメールを受信するか否かを選択できるようにするもの。URLは、有害サイトフィルタリングソフトなどを投入するネットスター提供の該当サイトデータに基づきフィルタリングされる。
特定のURLとはネットスター提供のURLデータのうち、出会い系(出会い/異性紹介)、アダルト系(性行為、ヌード画像、性風俗、アダルト検索/リンク集)、違法など(違法と思われる行為、違法と思われる薬物、不適切な薬物利用)、その他(不正コード配布、グロテスク、迷惑メールリンク)のカテゴリに該当するサイトのURLを差す。
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現状、迷惑メールの大半はその本文内に出会い系やアダルト系サイトへ誘引するためのURLが記載されている。その該当サイトデータに登録される文字列を含むメールはiモードセンター側で自動拒否し、ユーザーに配信されないように設定できるとしている。
対応機種はiモードメールの利用が可能な端末全般。アクセスは、iメニュー→料金&お申込・設定→メール設定→迷惑メール対策→URL付きメール拒否設定 から。
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