「ゲームのドコモ、音楽のドコモ、映像もドコモ」を目指す──ドコモの山口氏:mobidec 2006(1/2 ページ)
mobidec 2006で特別講演を行ったNTTドコモ コンテンツ&カスタマ部コンテンツ担当部長の山口善輝氏が、ドコモの携帯コンテンツ市場の現状や今後の成長の可能性について話した。
NTTドコモ コンテンツ&カスタマ部コンテンツ担当部長の山口善輝氏がmobidec 2006で、「ドコモのコンテンツ戦略の今後~コンテンツのトレンドと、新たな可能性~」と題した特別講演を行った。
山口氏はネットワークの高速化や端末の高機能化、料金の定額制など、モバイル市場を取り巻く環境が急速に変化する中、音楽やゲームを始めとするコンテンツ市場がどう推移し、成長する可能性があるのかに言及。講演の順番がKDDIの竹之内剛氏、ソフトバンクモバイルの河野真太郎氏のあとだったためか、折に触れEZwebやYahooケータイ!とiモードの市場規模を比較し、iモードコンテンツの規模の大きさを強くアピールした。
高速化、高機能化、定額制がコンテンツ利用を促進
山口氏は、(1)FOMAの契約者数の伸び(2)HSDPAによる通信スピードの高速化(3)パケット定額制の「パケ・ホーダイ」契約者数の約800万契約到達 の3点についてその推移を示しながら、iモードコンテンツの情報料による収入が月間約166億円の規模にまで成長したと説明。これらの3要素により、コンテンツの利用が有料、無料ともアクティブになっていると述べた。
また、2001年、2005年、2006年のジャンル別の市場内訳を挙げて「コンテンツは時代によって変化するもの」とし、コンテンツ市場が閉塞しているという見方を否定。新しいコンテンツを提案してほしいと、コンテンツプロバイダ関係者の多い来場者に呼びかけた。
ゲーム、デコメール、ショッピングが右肩上がりの成長
山口氏は多様化するコンテンツ市場をジャンル別に分け、それぞれの現状と今後について説明した。
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