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「赤耳」ことW-OAM対応W-SIM「RX420AL」、12月19日発売
ウィルコムの最新音声端末「9(nine)」に搭載され、セット販売が一足早く始まったW-OAM対応のW-SIM「RX420AL」の単体販売が12月19日から始まる。
ウィルコムは12月12日、アルテル製の高度化通信規格「W-OAM」対応W-SIM「RX420AL」の単体販売を12月19日から開始すると発表した。
RX420ALは、W-OAM対応エリア内でのデータ通信速度が最大204kbpsまで向上するほか、BPSK変調方式に対応したことで、電波の届きにくい場所でも従来より安定した通話/通信が可能になるという特徴を持つ新しいW-SIMだ。リモートロックや通話中着信通知など、一部対応端末でしか利用できない機能もあるが、従来のネットインデックス製W-SIM「RX410IN」と差し替えて利用することもできる。
ウィルコムのストレート型音声端末「9(nine)」とのセットモデルは一足早く発売日が決定し、ウィルコムストアでは12月11日から予約の受け付けを開始しているが(12月7日の記事参照)、19日からはRX420ALのみの新規契約や音声端末からRX420ALへの機種変更も可能になる。
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RX420ALの価格はオープン価格。なおウィルコムストアでの新規契約時の価格は年間契約ありの場合で3800円、機種変更も3800円となっている。
なお、ExpressCard/34に対応したデータ通信カード「WS008HA」にRX420ALを装着し、MacOSで利用するためのドライバは、12月19日以降アルテル、ハギワラシスコム、ネットインデックスのWebサイトからダウンロード可能になる予定だ。
製品名 | RX420AL |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚み) | 約25.6×42.0×4.0ミリ |
重さ | 約5グラム |
通信方式 | 4x/2x/1xパケット方式、フレックスチェンジ方式、64K/32K PIAFS方式 |
変調方式 | BPSK、QPSK、8PSK |
国際ローミング対応(*) | タイ、台湾 |
アンテナ | 内蔵アンテナ |
メモリ | 約1Mバイト(アドレス帳700件) |
*国際ローミングを利用するには別途、ウィルコムへの申し込みが必要
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