ウィルコム、「インターナビ」専用料金にユニバーサルサービス料を追加
ウィルコムは、ホンダの「インターナビ・プレミアムクラブ」向け料金プランを改定する。利用料金に加え、月額7.35円の「ユニバーサルサービス料」が上乗せされる。
ウィルコムは1月10日、本田技研工業(ホンダ)の純正カーナビ向け通信サービス「インターナビ・プレミアムクラブ」専用の定額料金について、2月1日から料金を改定すると発表した。「ユニバーサルサービス料」の負担分である月額7.35円を、1番号につき追加課金する。
改定するのは、インターナビ・プレミアムクラブ向けの「カーナビ専用定額サービス for internavi Premium Club」で、12カ月払いと36カ月払いの一括払い料金が対象。12カ月分一括払いの料金は、従来の1万1550円に1年分のユニバーサルサービス料88円が上乗せされ1万1638円となる。36カ月払いでは3年分の264円が加算され、3万1500円から3万1764円に値上げとなる。月額払いでは、1月分から月額1050円の利用料に加えて、7.35円を追加課金する。
支払い方法 | 現行料金 | 改定料金 |
---|---|---|
月額払い | 1050円 | 1057円 |
12カ月分一括払い | 1万1550円 | 1万1638円 |
36か月分一括払い | 3万1500円 | 3万1764円 |
インターナビ・プレミアムクラブは、ホンダの純正カーナビ専用の双方向テレマティクスサービス(2006年4月の記事参照)。カーナビに携帯電話やPHSを装着することで、道路のリアルタイムな混雑状況を把握できるオンデマンド型VICSや地図データのアップデートサービスを利用できる。ウィルコムは2006年2月から、専用の料金制度や車載向けの可動式アンテナを装備したカーナビ専用通信カードを提供している(2006年2月の記事参照)。
ユニバーサルサービス料は、2007年1月から開始した「電話のユニバーサルサービス制度」により、ユニバーサルサービスを電話会社全体で応分に負担する料金(2006年10月の記事参照)。これまでNTT東日本/西日本が負担していた固定電話回線基本料、公衆電話、離島特例通話、110番・118番・119番の緊急通報などを維持する費用として、携帯電話やIP電話などの利用料金に負担額が上乗せされる。2007年1月から6月末まで適用される番号単価は7円/月で、以降半年ごとに見直しが行われる。
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